2010/03/21
VW トランスポーター…デビュー60周年
フォルクスワーゲンは15日、商用車の『トランスポーター』 (トランスポルター)が、デビュー60周年を迎えたと発表した。
初代トランスポーター(正式名称:『タイプII』)は、 1950年3月に生産開始。
初代『ビートル』(正式名称:『タイプI』)をベースに 誕生した商用車である。
リアエンジン・リアドライブのRRレイアウトは、 ビートルと共通。
空冷1.1リットル水平対向4気筒エンジンは、 最大出力25psを発生し、96km/hまで加速した。
その愛らしいルックスは、いまなお多くのファンを 引きつけてやまない。
現行トランスポーターは、その5世代目。
欧州では歴代モデルを「T1」から「T5」までの呼称で 呼ぶが、初代からの累計生産台数は1000万台を 突破しており、世界最多セールスを誇るバンだ。
現行モデルは、最新のコモンレール式2.0リットル 直列4気筒ターボディーゼル「TDI」を搭載。
最大出力は84 – 180psのワイドレンジで、 トップモデルの最高速は191km/hに到達する。
スタビリティコントロールなど、安全面も万全の構えだ。
現行モデルには、乗用ミニバン仕様の『カラベル』と キャンピングカー仕様の『カリフォルニア』も設定。
2009年9月のフランクフルトモーターショーでは、 マイナーチェンジモデルが発表された。
フォルクスワーゲンは、「最新モデルにも初代の スペースユーティリティの高さが受け継がれている」と、 その伝統をアピールしている。
(レスポンス)
|
|