2007/06/22
メルセデス・ベンツ新型Cクラスセダン(W204)日本登場
ダイムラー・クライスラー日本は、7年ぶりにフルモデルチェンジを
受けたメルセデス・ベンツ新型Cクラスセダンを、6月15日より発売
した。今回発売されたのは「C200コンプレッサー エレガンス」
「C200コンプレッサー アバンギャルド」「C250エレガンス」「C250
アバンギャルド」「C300アバンギャルドS」の5モデル。気になる価格
は450万円から設定されている。
まずはスタイリング。フロントマスクは幅広く垂直に近いグリルが与え
られた威厳あるもので、サイドには大胆でシャープなラインを配しつつ落
ち着きのある美しいフォルムを形成。力強くダイナミックなリアエンドなど
とあいまって、スタイリッシュなエクステリアデザインとしている。
新型Cクラスの特徴のひとつがモデルによって異なるスタイリングだ。
すなわち「アバンギャルド」にはメルセデスのスポーティモデルでは伝統の、
スリーポインテッドスターを中央に配したフロントグリルを採用し、個性とダイ
ナミズムを追求。そして「エレガンス」ではメルセデスのセダンモデル伝統の
威厳あるフロントグリルやクロームトリムにより、快適性やラグジュアリーさを
追求している。
走行性能においては「アジリティ(俊敏性)」と「コンフォート(快適性)」を高
次元で両立させることが目指されている。まず車両重量の前後配分を前52
対後ろ48と最適化。サスペンションには、走行状況に応じて減衰特性が変
化する「セレクティブダンピングシステム」や、車速に応じてステアリング操
作トルクを調節する「パラメーターステアリング(車速感応式パワーステアリ
ング)」を装備し、俊敏性と快適性という相反する走りの性能を追求している。
また走りを支えるボディシェル構造は形状や素材の最適化が図られており、
ねじれ剛性、曲げ剛性が大幅に高められ、不快なボディ振動を抑え、快適
なドライビングを実現しているとのことだ。
搭載エンジンは3種類で1.8リッター・スーパーチャージャー付直列4気
筒エンジン(134kw・184ps/250Nm・25.5kg?m)と、V型6気筒エン
ジンが2.5リッター(150kw・204ps/250Nm・25.5kg?m)と3.0リッ
ター(170kw・231ps/300Nm・30.6kg?m)というラインナップ。
メルセデス・ベンツで定評の安全性に関しては、アクティブセーフティ
とパッシブセーフティとの間の相乗効果を引き出す、PRE?SAFE(プレ
セーフ)をはじめ、メルセデス・ベンツが体系化した包括的安全コンセプト
「PRO?SAFE(プロセーフ)」を採用。さらに事故を未然に防ぐESP(R)
やブレーキアシストから、衝突時に乗員を保護する8個のエアバッグや
ベルトフォースリミッター付シートベルトテンショナー、アクティブヘッドレス
トなどといった安全装備を全車に標準装備している。
装備面ではHDDナビゲーションシステム、オーディオ/ビジュアル機能、
携帯電話ハンズフリー、音声認識機能など、さまざまな機能をリンクし操
作性の大幅向上を図った「COMANDシステム」を全車標準装備するなど
しているのが注目だ。
ラインナップと価格はC200コンプレッサー エレガンス(右ハンドル)が
450万円、C200コンプレッサー アバンギャルド(右ハンドル)が460万
円、C250エレガンス(左右ハンドル)が558万円、C250アバンギャルド
(左右ハンドル)が570万円、C300アバンギャルドS(右ハンドル)が66
4万円。 (朝日新聞)
関連URL:http://www.mercedes-benz.co.jp/passenger/car_lineup/c-class/index.html?link_id=linkC-R