2011/01/27

VWの新型ミッドサイズセダン…車名は パサート






















フォルクスワーゲンは10日、デトロイトモーターショーでの
ワールドプレミアに先駆けて、新型『パサート』を発表した。

新型パサートは、「NMS」(ニュー・ミッドサイズ・セダン)
として予告されていたモデル。

同社の米国テネシー州チャタヌーガ工場で生産され、
2011年後半に米国市場へ投入される。

ここで整理しておきたいのは、この新型車と
欧州向けパサートは異なるモデルという点。

欧州向けのパサートは2010年9月のパリ
モーターショーで、大幅改良モデルを発表。

フォルクスワーゲンはこのパサートを、
「新型であり7代目」と表現していたが、
実際は6代目のビッグマイナーチェンジ版だった。

今回発表された米国向けパサートは、
欧州向けよりもひと回り大きな専用ボディを採用。

米国ではステーションワゴンの人気は低いことから、
4ドアセダンだけがラインナップされている。

ボディサイズは、
全長4869mm、ホイールベース2804mm。

欧州向けパサートに対して、全長は100mm、
ホイールベースは92mm長い。

フォルクスワーゲンによると、
歴代パサートで最もボディサイズの大きいモデル
になるという。

エクステリアのデザインは、
米国で人気の高い『ジェッタ』と共通イメージとした。

エンジンはガソリン2、ディーゼル1の合計3ユニット。

ガソリンは2.5リットル直列5気筒
(最大出力170ps、最大トルク24.5kgm)と、
3.6リットルV型6気筒
(最大出力280ps、最大トルク35.7kgm)。

このV6は6速DSGと組み合わせられ、
グレード名には「VR6」が与えられる。

ディーゼルは、
米国向けジェッタでお馴染みの2.0リットル
直列4気筒ターボの「TDI」。

最大出力140ps、最大トルク32.6kgmを
引き出すと同時に、全米50州のディーゼル規制に
適合するクリーンユニットだ。

米国EPA(環境保護局)予想高速燃費は
18.3km/リットルと、ハイブリッド車並みの
燃費性能を掲げる。

室内は大型ボディを生かして、
クラス最大級の後席レッグルームを実現。

インパネのデザインは、『トゥアレグ』に似た
高級感あふれるデザインを採用した。

トリムパネルにはグレードに応じて、
クロームメッキやウッドがあしらわれる。

北米向けの新型パサートは、
2012年モデルとして2011年後半に発売。

フォルクスワーゲンは、
「現地ベース価格は約2万ドル(約167万円)」と説明し、
コストパフォーマンスの高さをアピールしている。

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