2011/12/09

次期メルセデスSLクラス、ティザー開始!
































メルセデス・ベンツは、伝統のオープンスーパースポーツである「メルセデス・ベンツSLクラス(Mercedes-Benz SL Class)」の、開発途中の写真を公開。2012年にデビューすると思われる新型モデルのティザーを開始した。

SLの歴史は1950年代まで遡る。1954年に発表された初代SL(スーパー・ライトの略)だが、カリフォルニアでメルセデス・ディーラーを営んでいたオーストラリア人マキシミリアン・ホフマンが、ドイツの本社へ地元の要望としてロードスター誕生を直訴したのがキッカケと言われている。その後3世代を経て、現行SLは2001年にデビュー、2008年にビックマイナーチェンジを行なっているR230型だ。しかしR230もデビュー10年を過ぎたことで、いよいよ次期モデルの姿がついに明らかになってきた。

今回発表されたのはドバイでのテスト風景と、いくつかの技術的なキーポイントである。ボディサイズは特に発表となっていないが、ロングノーズショートデッキのSLらしいスタイリングを持つことは間違いなく、R230型後期が持っているデザインの強さと、SLS AMGが持っているエレガントさを融合したフォルムと見受けられる。

技術面ではボディが基本的にはオールアルミ製となり、単体重量はわずか110kg。これにより先代比トータルで140kg軽量となるという。またリヤパネルにはさらに強固なマグネシウムを採用するなど、部分部分には適材適所で他の素材も使用している。また、ワイパーアーム自体にウオッシャーを仕込んだ「マジックヴィジョンコントロール」と、アルミボディ構造と一体になって開発しオープンカーでも音響を犠牲にしない「フロントベースシステム」を発表した。

最近のモデルはSLではなくSH(スーパー・ヘビー)だと揶揄されることもあったが、おそらく燃費向上も狙った軽量化は、往年のSL復活ともいえる。デビューは年明け早々のデトロイト・ショーか、春のジュネーブ・ショーと考えるのが妥当だろう。

(ホビダスオート)


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