2012/05/25
SLKの最強モデル、SLK55AMG発売開始
メルセデス・ベンツ日本は、2シーターオープンの「SLKクラス」に、ハイパフォーマンスモデルである「SLK55AMG」の発売を開始した。
やはり最大の特徴は、新開発となる5.5リッターV8直噴ユニット。コンパクトなボディに大排気量ユニットをインストールするという手法は、先代から引き継がれた。しかも最高出力で約17%、最大トルクで約6%向上。422ps/540Nmというスペックになった。さらに気筒休止システムやECOスタートストップ機能などの採用で、何と燃費を70%以上向上させているという。発表されたJC08モード燃費は11.2km/Lだ。
組み合わされるミッションは、AMGスピードシフトPLUS 7G-TRONIC。3つの走行プログラムモードを備えるほか、シフトダウン時の自動ブリッピング機能、高負荷でのシフトアップ時に点火および燃料噴射を制御しシフトタイムを短縮するシステムを備える。
他にもAMGスポーツエキゾーストシステム、ダイレクトステアリングシステム、トルクベクトリングブレーキ、AMGスポーツサスペンションの採用や、当然ながらエクステリアにはAMGモディファイがひととおり施された結果、0→100km/h加速4.6秒、最高速度250km/h(リミッター作動)というパフォーマンスを実現した。価格は1090万円(左ハンドルのみ)で、納車は6月頃から開始予定となっている。
AMGのパワーユニットは63AMGで5.5リッターV8ツインターボ、65AMGでV12ツインターボとなっており、この5.5リッターV8の55AMGを加えた3ユニットで、今後のAMGヒエラルキーを形成するのであろう。
(ホビダスオート)
http://mercedes-amg.jp/standard.html