2011/04/03
918スパイダー発売、納車は2013年
ポルシェは2010年のジュネーブショーで発表したPHVスーパースポーツの918スパイダーを発売した。生産開始はそのネーミングにより2013年の9月18日になり、デリバリーが開始されるのは現地で11月になりそうだ。価格は64万5000ユーロ~。
918スパイダーは欧州NEDC複合サイクルモードで3L/100kmをマーク。ミッドに登載されるRSスパイダー由来のV8エンジンの詳細は不明ながら 4リッターオーバーで500hp前後、さらに前後アクスルに1個ずつ登載される2個のモーターが少なくとも合計で218hpを発生してアシストするAWD レイアウトを取る。トランスミッションは7速PDK。リチウムイオンバッテリーは液冷式で一般家庭の電源からも充電が可能、ドイツ国内では約3時間でフル充電され、NEDCサイクルモードで25kmのEV航続距離を実現している。
生産バージョンのボディはCFRP製でフロントのラゲッジルームに格納可能な脱着式のルーフパネルも装備する。生産を担当するのはシュツットガルト・ツッフェンハウゼンのメイン工場で、ほぼハンドメイドに近い生産方式になるという。
スペックはC02排出量は70g/km、0-100km/h加速3.2秒、最高速度320km/h以上、ニュルブルクリンク北コースのラップタイムは7分30秒以下(カレラGTで7分32秒)、EVモードでの最高速度は150km/hというもの。
また、918スパイダーをオーダーした顧客のみが注文できる911ターボS“エディション918スパイダー”もあわせて発表。クーペ版とカブリオレ版が用意され、内外装に918スパイダーのキャラクターを反映した装備を与えられたスペシャルバージョンには、918スパイダーに使われる特徴的なライムグリーンの刺繍やロゴ、ブレーキキャリパー塗装などが与えられ、グローブボックスのバッジには918スパイダーと同じナンバーが刻印される。発売は今年6月でクーペが17万3241ユーロ、カブリオレが18万4546ユーロ。
(朝日新聞)