2011/04/30
ベントレー、世界限定100台のスペシャルモデル
ベントレーは、世界100台限定の『コンチネンタル スーパースポーツ コンバーチブルISR(Ice Speed Record)』を発表した。
『コンチネンタル スーパースポーツ コンバーチブルISR』は、WRC(世界ラリー選手権)で4回ワールドチャンピオンになったフィンランドのJuha Kankkunenによって、コンバーチブル車の世界氷上速度記録を樹立したことを記念したモデルとなる。
Juha Kankkunenは、凍り付いたバルト海で『コンチネンタル スーパースポーツ コンバーチブル』をドライブ。そして、2007年に『コンチネンタルGT』で彼自身が樹立した321.6km/hを凌ぐ、330.695km/hを達成した。
搭載するエンジンは6リッターW12ツインターボで、インタークーラーや排気システムの最適化により、最高出力640ps/最大トルク81.6kg-mというベントレーでもっともパワフルな数値に達する。このエンジンに組み合わされるのは、クイックシフト6速ATで、速度記録車は0-100km/h加速4.0秒、0-160km/h加速9.4秒、80から120km/h加速2.5秒を記録する。
また、このエンジンは、ガソリンまたはE85バイオエタノールで走行可能。このフレックスフューエルにより、CO2排出量は最大70%削減することができる。
駆動方式は、どのような状況下でもトラクションを発揮する4WDシステムを採用。前後トルク配分は前40/後60が標準。ブレーキには、大径カーボンセラミックディスクブレーキに、8ピストンキャリパーを採用し、タイヤにはピレリ製の超ハイパフォーマンスタイヤ(275/35ZR20)を装着する。
エクステリアは、ボディカラーに独特な3色を、コンバーチブルトップにダークグレーを採用。アルミホイールは、10スポークの20インチが標準となる。
一方インテリアは、シートやドアパネルにダイヤモンド・キルト柄を施したレザーを、ダッシュボードには赤い織りを特徴とするハイグロス・カーボンファイバーを使用。また、レーザーステアリングやシフトノブには、レッドステッチが入れられるほか、インパネ上部のアナログ時計の文字盤も赤に統一され、ラグジュアリーななかにも精悍でスポーティな演出が施されている。
(朝日新聞)