40肩の後遺症。
2010/04/24 安田 和弘
他国の言葉にも薀蓄のある言葉はあるのでしょうが、
日本語には日本語ならではの絶妙な言葉が沢山あります。
子供の裁縫の授業の資料などを見ておりますと
『躾糸』(しつけいと)などという言葉が出てきました。
躾という漢字自体が正に漢字の妙とでも
いうか『身を』}『美しく』するのを教えることが
”しつけ”であるというこれまた日本語ならではの
美しい漢字です。
布地をキチンとした状態に保つ為の糸に躾という言葉を用いる
日本人のセンスは『あなた』も『お前』も『貴殿』も『あんた』も全て
”you”で済ましてしまうアングロサクソンの
文字文化よりずっとずっと優れた歴史を持っているように
思います。
そんなある意味複雑な言葉や文字を日ごろ使いこなしている
お陰で、日本人のある部分の知能は諸外国のなかでかなり優れている
そうです。
パソコンのスペックも動画等を扱わなかった昔はアメリカで売られている物より
日本で売られている物の方がスペックはずっと上でした。
そうでないと、複雑な日本語を処理出来ませんでした。
40年前に自ら命を絶ったさる天才作家もそんな
日本の美しい文字文化が消えていくのに
我慢が出来なかったのでしょう。
ここ数年、自宅のデスク付近に必ず置かれており、
手放せなくなっているものがあります。
これです↓
実はUSJで見つけて購入したターミネーター型(?)
の”孫の手”でした。
かなりマシになってきた40肩ですが、患って以来
背中が掻けずこれがないと、、、、。
『孫の手』。。。たったこの3文字だけで
体が硬くなった年配者が(私にはまだ孫はおりませんが、、)
自分で掻けない所を孫のように小さい手を
使って掻くという意味がビンビン伝わってきます。
日本語ってホント凄いです。
豊中店の安田でした。