マツタケの話
2020/07/18 植田 茂夫
みなさん、おはようございます。
数日前の地方紙にマツタケのコラムが載っていました。
いよいよマツタケも世界の絶滅危惧種に入ったそうで
ニホンウナギや太平洋クロマグロと同じく
自然保護連合が公表しているレッドリスト入りです。
僅か半世紀前までは庶民の食べ物だったものが
この50年でなかなか口に入らなくなりました。
なぜマツタケが採れなくなったか、、、
害虫による松枯れの被害と薪や炭の使用が減り
雑木が繁殖したからだそうで、
松林の面積が3割減って、
収穫量は最盛期の1万トンから現在60トン足らず。
となると当然高騰、
最盛期の600円/kg前後が、
最近では数万円/kgになっています。
またマツタケはアカマツの根から栄養補給をし
代りに菌で根を守る自然共生をしているので
人工栽培もままならず。
わずか半世紀で日本の食文化が大ピンチです!
マツタケもニホンウナギも太平洋クロマグロも絶品!
復活を願うばかりです。
それでは又来週、植田茂夫でした。