変なギター。
2007/07/30 安田 和弘
こんにちは。今回は私の数少ない趣味のひとつ
であるギターの紹介をしたいと思います。(ネタ切れ(笑))
当社にもギター好きの人は沢山おり、
工場長の加藤さんはたしかパンクバンドの元ギタリスト。
豊中サービスの森さんもプロを目指していたそうで、
植田部長もナカナカにお上手だそうです。
(どなたか教えてください。私はナカナカ上手く
なりません。)
ここ数年愛用しているのがこのTACOMA(タコマ)という
メーカーのギターです。
ヤフオクで中古で購入しました。
ギターというのは弦(糸)の振動を表面の板(TOP)に
伝え、表面の板が振動することによって音を出します。
しかし、弦にテンション(弦の引っ張る力)が沢山かかっている
ので、表面の板が常に引っ張られています。
表面の板が薄ければ良く振動するので、音も綺麗で
“良く鳴るギター”という事になります。
しかし、あまり薄いと徐々に板が引っ張られ、
浮いてきたり割れたりしてしまいます。
そこで、表面の板の裏に補強の為に木の棒が貼り付けられて
いるのが普通です(ブレイシング=力木 と言います。)
しかしこの補強材の太さや、前述の板の厚さが音に
ものすごく影響します。
薄い板で補強材を極力少なくすれば“良く鳴る”ギター
になるのですが、耐久性に難が出ます。
で、TACOMAはどうしたか?
通常、ギターの真ん中に空いている丸い穴(サウンドホール)
を端っこに異形(ペイズリー形?)に空ける事によって、
強度を持たせ、力木(補強材)を極力少なくすることによって
鳴りを損なわないギターを作りました。
小さいギターなのですが、なんせ良く鳴ります。
今までの固定観念にとらわれず、新しい発想を。
私もそうありたいと思いますが、ナカナカ難しいことです。
お気に入りのギターなのですが、難点が一つ。
なんだか格好悪いでしょ。
豊中店の安田でした。