時間の激流
2004/07/12 安田 和弘
昔 好きで良く読んでいたSF作家の筒井康隆さんの小説に「激流」(間違ってるかも?なんせ中学生くらいの時に読んだので、、)という短編がありました。
その頃は時間は無限で、いつまでも有るような気がしており、時間は淀川の河口のようにゆっくりと流れているように感じておりました。
話の内容は、とあるサラリーマンがふと、「時間が経つのが早い」と感じ始めたところから始まり、少しずつ加速していくように感じていくのですが、実際に世の中の時間が加速しており、最後は朝が来たと思ったら、直ぐに昼で会社に行こうと思ったらもう夜で、、、
とこの方の小説のパターン通り、ドタバタで終わる話でした。
30歳代になる前によくお客さんから、「30歳超えたら早いよ」といわれていたのですが、最近、そのことがものすごく実感出来ます。
今日も朝に起きて会社に来たのがつい先ほどのような気がします。(今、日曜の夜10時です。)
考えたのですが、よく事故をしたときなどに時間が止まったようにスローモーションになるとかと言います。私も前述のベンツの事故の時にスピンしている間、時間がスローモーションのように感じ、自分にもしもなにかあれば保険はどうなってるか?などと考える時間がありました。
恐らく、切羽詰って“火事場のくそ力”で脳味噌がいつも以上の速さで物事を考えるから時間がゆっくり流れるのではないかと思います。
で、時間が早く感じるということはその逆で、、、、。
非常にマズイです。必要ないことをあまり考えず大事な事に集中して脳味噌をフル回転できるように頑張りたいと思います。
老け込むにはマダマダ早い豊中店の安田でした。