2009/09/23
メルセデス、エコカーのプロトタイプを発表
独ダイムラーは、フランクフルトショーに、メルセデス・ベンツが将来市販
を予定する新しいエコカーのプロトタイプ“BlueZero E-CELL PLUS”を出展
すると発表した。
BlueZero E-CELL PLUSは、いわゆる“プラグイン・ハイブリッド”モデル。
モーターで駆動を行い、CO2や排ガスを吐き出さずに100km走れる航続
距離を実現した。
その距離では不十分な場合もあることを想定して、発電用に1リッター
ターボエンジンを搭載。これによりエンジンで発電しながらバッテリーの充電
が可能となり、航続距離600kmを達成した。
エンジンで発電中のCO2排出量は32g/kmで、通常のガソリン車より大幅
に少ない。
システム出力は、最高出力136hp、最大トルク32.6kg-m。0-100km加速
タイムは11秒以下で、最高速は150km/hに抑えられる。
バッテリーはリチウムイオン式で、外部電源から充電可能とした。
充電に要する時間は、急速充電器を用いた場合、30分の充電で約50km、
1時間の充電で約100kmが目安。家庭用電源を利用する場合、約6時間で
満充電にできるという。
AクラスやBクラスに使われるサンドイッチ式フロアのプラットフォームを
ベースとし、メカニカルコンポーネンツはすべてフロア下やエンジンルーム内に
搭載される。
そのため居住スペースや荷室はベース車と同等の広さが確保されている。
(カービュー)