2010/07/06
写真流出か メルセデスベンツ CL 未発表
メルセデスベンツが、ドイツ本国のウェブサイトにアップした
2点の『CLクラス』の写真。
未発表のマイナーチェンジ車の写真を、誤って掲載したのでは
ないかと話題になっている。
CLクラスは、『Sクラス』と基本メカニズムを共用するメルセデスの
フラッグシップクーペだ。
問題の写真は、AMGと標準仕様の2カット。
現行CLに対して、バンパーやドアミラーのデザインが変更され、
ヘッドランプにはLEDが組み込まれているのも確認できる。
ちなみに現在、ウェブサイトにこの写真はアップされていない。
新しいCLはメルセデスベンツにとって、
大きな意義を持つモデルとなる。
それは、新世代のV8&V6ユニットを搭載する
第1号車となるからだ。
新V型8気筒ガソリンエンジンは、
現行の5.5リットルの後継機種として開発。
排気量は4663ccと、従来よりも798ccダウンサイジング
しながら、 2個のターボチャージャーを追加することで、
最大出力435ps/6500rpm、
最大トルク71.4kgm/1800 – 3500rpmを発生する。
このスペックは現行5.5リットル比で、
最大出力は約12%、最大トルクは約32%も力強い。
その一方、スプレーガイド方式やピエゾインジェクターを
採用した3世代目の直噴システム、マルチスパーク
イグニッション、アイドリングストップ、オンデマンド制御の
オイルポンプなどを導入。
欧州複合モード燃費は10.53km/リットル、
CO2排出量は224g/kmと、約22%改善した。
同様に、新V型6気筒ガソリンエンジンは、
現行3.5リットルの後継ユニット。3499ccの排気量から、
最大出力306ps/6500rpm、
最大トルク37.5kgm/3500〜52500rpmを引き出す。
現行3.5リットル比で、パワーは13%、トルクは5%アップ。
欧州複合モード燃費は13.16km/リットル、
CO2排出量は177g/kmで、現行比で最大24%改善されている。
この新しいCL、9月30日に開幕するパリモーターショーで
発表される見込み。
今回の写真が意図的なリークなのか、
それとも単なるミスなのかは、明らかになっていない。