2010/08/02
ライバル車比較:欧州Bセグ上級グレード3台比較 (その2)
フォルクスワーゲン ポロTSIハイライン
1.2リッターTSIエンジン+7速DSG
全幅が1685mmであり、
今回の中で唯一の5ナンバー車となる。
シンプルでクリーンなフォルムに、
ゴルフ似のフロントマスクが与えられたエクステリアは、
これまでよりも上級移行した印象を受ける。
また、先に導入されていた1.4リッターのトレンドラインに対し、
15インチアルミホイール、フォグランプ、クロームトリムなどが
装備与されている。
パワートレインは、
先だって話題を呼んだゴルフのトレンドラインと共通の、
1.2リッター2バルブSOHCのTSIエンジンと7速DSGを搭載。
同エンジンは最高出力が77kW(105ps)で、
1550rpmという低いエンジン回転数から
最大トルク175Nm(17.8kgm)を発揮する。
10・15モード燃費は、下の2モデルを大きく引き離す
20.0km/hを達成している。
ただし、中間加速についてはターボらしい力感があるが、
エコカー減税への適合の影響か、低回転域ではやや線が細い。
駐車時などの微低速での細かい動きでちょっとギクシャク
するのは、乾式単板クラッチを持つDSGの宿命だが、
走り出してしまえば0.03秒でシフトチェンジをこなす、
途切れのない加速フィールが楽しめる。
ATのトルコンのような流体クラッチを介さないため、
MTと同等にダイレクト感にも優れるのも美点である。
またトップギアでの100km/h巡航時での
エンジン回転数は、下の2モデルが約2900rpm
であるのに対し、ポロは約2100rpmとだいぶ
低く抑えられている。
VW車らしいシュアなハンドリングや、
高速巡航時の安定感など、
素性のよいフットワークも、期待に応える部分
(YAHOO 自動車)