社長の講演3 <10、「夢の具現化」>
2007/12/08 氏田 耕吉
次には「夢の具現化」という事について少し話します。
私は人生をかけて、この「夢の具現化」をしていく事が人間の究極の目標だと思います。
その為には限られた時間をどう生きるか、
まさに『人身受けがたし』の心境を何時、自分のものと受け止めるかですね。
サンゆ倶楽部では最初の挨拶に「こんばんわ」、や「こんにちは」でなく
「メメントモーリ」という言葉で、
「あなたは必ず死ぬ、このことを忘れてませんか」と言い合います。
最初は「メメントモーリ」と言われたときに、ピンと来なかったんで、「これは何語ですか」と聞くとラテン語だそうです。
つまり大事なことは、やっぱり「メメントモーリ」(サンゆ倶楽部)や「人生二度なし」(森信三)、
ということであります。
ちょっときつい言葉ですが、何年かしたら今ここにいる人たちはほとんどこの世の中から必ずいなくなります。
人は間違いなく必ず年をとる。親が死んで、友達も死んでいく。
私はたまたま父親が早く亡くなったけれども、これは早いか遅いか、みなさん必ずそうなります。
100年もたったら、誰も周りにはいないわけですから、もしこの事を18歳のときに気がついて気に留めていたら、もっと気合入れて生きてきてた、というようなことです。
ただこの「メメントモーリ」を知ったのが私が27歳でしたから、10年ぐらい損をしたということです。
以前、松原中学校のPTAのお母さん方に「夢を持て(求められる子ども像)」、と言う題でお話しした事があります。
誰でも知ってる、わかってる事なんですが、何故か皆さん自分には例外的に考えたり、
真剣に考えようとしない!だけどそういう言葉で我にかえって真剣に生きて欲しいので話しました。
少しでも早い時期に「メメントモーリ」(サンゆ倶楽部)や「人生二度なし」(森信三)
と言う気持ちになって、各自の夢を具現化するような生き方をしなければ、
折角の人生という機会を損するような気がしますね。
これもサンゆ倶楽部でいただいた「メメントモーリ」からのご縁で気づいた事でございます。