V.W. コラードのクラッチペダル修理
2010/04/04 加藤 宣晶
こんにちは。
工場のかとうです。
今の時期は、やっぱり「 桜 」ですね。
先週は三女とデート?で大泉緑地へ。
仕事中にお得意様の神社へ伺うと、ここにも見事な桜。
土曜日には、万代池の横でバッテリーエンコが…
ここでは、桜が綺麗ですが、お客様とも多数お会いしました。
夜の長居公園では、ライトアップされた薄桃色のさくらが、
めっちゃ綺麗やったんですが、ピンボケです…
今回は… 車検後、数日後にクラッチ不良!!!
連絡を受け、慌てて取りに伺いました。
その場所は、芦屋駅前の交差点!
レッカー車へ交差点で積込み。
かなりの通行の方々にご迷惑をおかけしました。
取ってきて見てみると、クラッチのレシーズシリンダのプッシュロッドが
下から丸見えになっています?
ロッドを押す部分が無くなっている!と分解開始。
ペダルを取り外すと、
ロッドを押しこむケースの底が抜けていました。
30万キロ近くもクラッチを押し続けて疲れたのでしょうか。
部品を調べると…マニュアルミッション関連の部品が殆ど日本に有りません!
しかも、イラストの形状は、現物とかなり異なります。
ロッドの先につく、ケース内部のプラスチック部品も割れているが
イラストには、有りません…
リターンスプリングのプラスチックのブラケットも割れていますが、
これまた形状が異なります。
ドイツオーダーをかけて、入荷後に追加が出たら
仕上がりは一体いつになるのやら?
お客様と相談して修理方向で♪
クラッチペダルの底抜けは、ガス溶接で修理♪
割れたプラスチック軍団は、接着剤にて修理♪
となると、話は早く、完成~♪
見えない所ですが、綺麗にひっつきました♪
ちなみにココのスプリングを入れるのは、
二人掛かりで掌が紫になる重労働でした。
(てこの原理を足で踏むには、軽いんですが、そのままの状態を手ではナカナカ)
ちなみにこの車両、以前にはクラッチペダルを取り付けている
ボディーパネルにひびが入り、分厚い鉄板等で補強しています。
車検後に不具合が発生すると、どんな事であろうと焦ってしまします。
今回は自動車の構造にも詳しいお客さまだったので、ご理解を頂け、
「 ***略***
いつもながらの看板に偽りなし「自動車工作所」
ディーラー系のファクトリーでは
絶対にあり得ないサービスに感謝しています。
***略*** 」 とまで返事を頂き(涙)
乗っておられた奥様は「自分が壊してしまった」と、
凹んでおられたようでしたm(__)m
今回は、楽しく修理をさせて頂いて、そのうえ修理代金も頂けるのですが、
「車検後のクレーム!」となった場合の説明を考えると…
皆様にお分かり頂けるよう、説明力をつけなければ。