プラネット・アース 氏田自動車編
2017/04/27 尾崎 由典
好きこそモノの上手なれ
とはよく言ったもので、将棋界ではあの羽生三冠を打ち負かす少年プロ棋士が現れるなど、最近の少年少女たちは侮れないですね。
日本の将来を担う彼(女)たちを大切にしていかなければなりませんね。
それはさておき、春がようやく芽吹いて参りました今日この頃。
弊社住吉店では鳥たちが鉄塔の上から朝早くいつも「いらっしゃいませ」とお客様に声を出してくれております。
この季節になると子育てに追われる「ムクドリ」たちです。
昔は益鳥として重宝された鳥です。
田や畑を食い荒らす害虫を片隅まで駆除してくれていたため、益鳥として人間に可愛がられたと聞きます。
わざと木の上の方の果実は「ムクドリ」の餌として残していたり、とても大切にされていたように思います。
ですが、都市開発などにより生息区域の山や、田畑が減少した為、餌を追い求め都心部にも住み着くようになります。
今では弊社の鉄塔にすら巣を作り、親子で朝出迎えてくれますが以前「益鳥」だったムクドリは今や「害鳥」として指定されております。
生存競争に勝ち残る為、パートナーに選んだ人間に裏切られる形となり行き場を失った「ムクドリ」たちは都心部で、また生存競争に精を出すわけです。
逞しく生きる動物たちにとって、本当の害は「人間」ではないかと思うわけであります。
雛たちが生まれて2回目の春がやって来ましたが、それらが1人前の大人になるまでは見守ってやりたいですね。
糞の掃除が大変ですが、きっとまた僕らにとっても益鳥として活躍してくれる事でしょう。
以上尾崎でした。