『笑い』
2007/03/17 氏田 耕吉
最近 『笑い』 が良く取り上げられてます。
昔から、
「笑う門には福来る」
のたとえ通り、『笑い』は幸せ、福を呼ぶとされてますが、
更に人の健康をも呼ぶそうです。
「日本笑い学会」
(ホームページhttp://www.age.ne.jp/x/warai/ )
は「笑いとユーモア」に関する総合的研究を行い、
各専門を超えてメンバー交流されてます。
この学会の構成員は、職種を問わず、多彩で
現在の会員は、約1000人。
大阪の本部はじめ全国に支部が有るようで
そんな事例がたくさん取り上げられてます。
また、香川銀行能力開発研究所所長の
倉本英雄 先生 (http://www.selfdoctor.net/mame/warau.html)は
心への効能として
笑いは温かな心の交流を生み出すだけでなく、
心身にもよい影響を及ぼすと発表されてます。
以下はそのまとめです。
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大笑いをすると、大きく吸って胸にたまった息が一気に吐き出され、
心にうっせきしたものを一気に吹き飛ばし、
新たに感情や精神を方向付け、
加えて、息を吐き切った後に素早く吸い込むことで、
副交感神経が刺激され、自律神経の働きが整うので、
心と体のこりがほぐれます。
また顔の筋肉がよく動くので、
大脳の血行がスムーズになり、同時に大量の神経伝達物質が作られ、
大脳の活動が活発になり、意欲や向上心、忍耐力がわき出てきます。
このほか、3種類の唾液腺(だえきせん)が刺激され、
若返りのホルモン(パロチン)が大量に分泌される。
体への効能として 大笑いは、腹部にある交感神経の塊「腹脳」(ふくのう)を
刺激しその働きを活性化し、同時に横隔膜(おうかくまく)が大きく動くことで、すぐ下にある肝臓や腎臓、胃腸などがマッサージされ便秘の解消にも役立つ。
また、笑いの呼吸で肺胞(はいほう)に圧力が加わると、
血管の目詰まりを防ぐ役目を果たすプロスタグランジンI2(アイツー)という物質が作られ、動脈硬化の予防や血圧上昇ホルモンの分泌を抑制する。
さらに、笑って心がポジティブな状態になることで、
免疫系に好影響が及ぼされ、
体の防御機能が高まって少々のことではへこたれない体になったり、
ベータエンドルフィンやエンケファリンなどのハピネスホルモンが分泌され、
がん細胞を退治するNK(ナチュラルキラー)細胞が活性化されたりする。
このほか、おなかを揺さぶるほどに笑うと、
腹式呼吸になって腹部の脂肪が燃焼され、腹筋や腰筋を強化します。
これらは自然のコルセットとして内蔵下垂や腰痛の予防にもなります。
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また、「笑うこと」でがんが防げる!? とはっきり言ってる方も多いです。
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健康な人でも毎日体内でがん細胞が発生している。
「じゃあ、いつかがんになるの!?」と驚くことなかれ!
このがん細胞をやっつけるNK(ナチュラルキラー)細胞という、すごい細胞があるのだ。
しかも最近の研究で、このNK細胞は「笑う」ことによって増えるという。
NK細胞とは… 白血球の一種。それまでの免疫的な記憶がなくても
ある種の腫瘍細胞(がん細胞など)を破壊することができ、
腫瘍が発生するのを防御するはたらきがあるといわれている。
つまり、よく笑う人ほどNK細胞が増えて健康になるということなのだ。
他にも「笑い」による効果 として
(http://www2.health.ne.jp/library/5000/w5000194.html)
●大笑いすれば腹筋や横隔膜が鍛えられる。すると、排便がラクになる
●楽しいことがあって笑えば、ストレス解消になり、その結果便秘や胃腸の痛みなどが、改善される
●ストレスが解消されると、血圧も低下し、結果的に心臓病のリスクを軽減することにつながる
●仕事がはかどる。笑いは人間関係を潤滑にし、イライラしているときよりも仕事の能率をアップさせる
●よく笑うことで体の筋肉を使い、心地よい疲れによってよく眠れるようになる
●「笑い」がリウマチなどの病気の回復にも貢献しているよう
コレ以外にも「笑い」による健康効果は、数多く報告されています。
科学的な証明はこれから、というものも多いですが、
少なくとも「笑い」が健康をもたらすということは、間違いがないようです。
我らの業界の大先輩、田中幸男氏は
「楽笑」さんの芸名でも活躍されてます。
あやかって、
「面白いことがないから笑えない」なんて言わないで、
楽しく笑う事を決めた
氏田耕吉の報告でした。