どうも、尾崎です。
最近寒くなったり、花粉が飛んだり、某隣国からの大気汚染であったり、環境が目まぐるしく変わる中、
皆様はお体の御調子は崩されてないですか?
私は相変わらず元気ですよ。
という事で今回もまたメルセデス・ベンツCクラス(コンパクトクラス)をピックアップしたいと思います。
メルセデスといえば、やはり豪華絢爛、質実剛健のドデカい車のイメージが強いですが、
じ・つ・は・・・あのメルセデス。
かなり昔から小さなクラス、所謂コンパクトクラスへあくなき挑戦を続けて来ていたのをご存知ですか?
遡る事1920年代。まさしく豪華絢爛で手作りの高級車が代名詞のベンツであった時代。大きなボディーに最新の技術満載の高級車ばかりを作っていました。
なにせ、技術役員には、かの有名なフェルナンド・ポルシェ博士がいたんですからね。小型車なんてもっての他なわけなんですよ。
ただそんなメルセデスにも時代の波が押し寄せます。
それまでごく一部のお金持ちの乗り物だった車が、民衆が乗れる時代へと変化していきます。徐々に民主化が始まったんですね。
そして更にその勢いに火を付けた車、まず第一の宿敵、「T型フォード」。
なんと言っても安い!安い!安い!の大嵐。アメリカさんから、どエライ伏兵が送り込まれてきたんですよ。
もうドイツ国内メーカーは大焦り!そこにはもはや「T型フォード」に対抗するしか道は残されていませんでした。
そして社の存続をかけて、またメルセデスも動き始めます。
メルセデスは今まで、高級で高性能な車を手作り同然で作ってきた生産体制と戦略を見直すことになりした。
(この小型車ブームはあのヒットラーが絡んでくるのですが、話が長くなるので割愛します。)
大量生産をしたことがなかったメルセデス。でもそんなことを言ってる場合ではありません。
そして、コストダウンを図り、大量生産方式で世に送り込まれた。
「type300」 (後に出てくるtype300との関係性はあるのでしょうかね?)
「type200」
ただそれでも「T型フォード」は強し!それらに対して倍ほど安かったんです。
対するメルセデス。なにくそっ!と更に小排気量の「type170」を作ります。
だがしか~し、そこはメルセデス。なにを作っても小型車ではなく中型車になってしまう。
なんということか、小型車を作るのがヘタクソだったのです。(車は良い評価ですけどね・・・泣)
そりゃそうですよね。だって作ったことがないんだから。笑
挙句の果てに、国民の大衆車は見事にVW、ビートルにかっさらわれました。奇しくもそれの設計はあのフェルナンド・ポルシェ。←色々苦労があったみたいです。
そして、メルセデスは泣く泣く小型車から一時的に手を引くことになります。
でもプライドの高いメルセデスはあの手この手で政府に取り入って、VWの生産や管理をする側になるのです。
そしてそれから時は過ぎ。時代は第二次世界大戦へと突入します。
さて戦後メルセデスのコンパクト作戦はどうなることでしょう・・・続く
ではまた来週。尾崎でした。