2007/10/18 <輸入車> 修理事例
今回はポルシェ・968にて!
ほとんどの車は、エンジンとミッション(変速機)が一体になって車に収まっているんですが、
前後の重量配分を考えたスポーツカーなんかでわ、この重たい二つの部品を前と後ろに分
けて積んでいます。
今回のポルシェ968も、そーゆー作りなんですが、そのエンジンとミッションを繋ぐ間に、
ショックを吸収させるゴムのダンパーが入っています。
あの加速に絶える作り!なんですが、距離、年数と共にやはりゴム部品。劣化します。
エンジンのすぐ後ろに居てますんで、そこを外せば… って訳にいきません…
(丸い穴の中に、フライホイールとリングギアに挟まって…)
その間のジョイントを外そうとすると、エンジンかミッションを降ろさなければ、前後にジョイント
をずらす事すら出来ません。ので、まずは簡単なほーで、ミッションを取り外す。
ご存じの方も多いでしょうが、この車種は結構以前の物で、ボルトが錆びてゆるみませーん!!!
で、顧問を初め、自分に吉田、石橋、堀尾とよってたかって、何とかぶんかいーーー!
で、出てきたのがこんな部品です。
タガネにハンマー、ドリル、逆タップ…色んな工作機器にて何とか取り外しましたが…
部品はドイツ・オーダー!!!で、届いたのが、
コレで又、10年以上安心です♪
2007/10/11 <輸入車> 修理事例
今日は、JAFさんにてレッカーで運ばれてきた、「ボルボVOLVO850エステート」にて♪
キーをひねると、一瞬掛かるがすぐ止まる…キーを切ったかのごとく、1秒でアウト!!!
まずわ、テスターを繋いで診断♪ おっ!! メチャメチャたくさん故障コードが入っている。
とりあえず消してみて、再度トライ、ありゃ?今度は何も入らず…ってことわ、センサー、配線系
でわなく作動系…
ってことで基本点検開始!! まずわ、エンジンルームから。 ボンネットを開けて簡単な火花から…クランキング時の点火OK! 次はガソリンを…!! 来てる!!
んっ?そんなはずわ… あれやこれやと調べていくと、 初めの一瞬だけガソリンが来てすぐ止まる。
ってことわ、ポンプの作動点検に… トランク内のケースの蓋を取り外し、じゅうたんを取り外ずし、
サービスホールカバーを取り外すと、フューエルポンプ発見!
電圧を測定すると、始めの一瞬しか電圧掛からず!!
残念…!と次は作動回路の点検に配線を追って行くと、結局はリレー(信号を受けて作動する
スイッチ)の不具合でした。
簡単な構造のリレーで¥6890と安価なため
取替にて糸冬了—!
「フューエルポンプ作動回路点検」って奴の中身でした!
2007/10/04 <BMW> 修理事例
今回は窓の修理を♪ 家と違って自動車の窓の修理って結構有ります。
家なんかでは、ボタン一つで窓が開く!なんてなかなか無いですが、自動車では今や
軽自動車にも当たり前!?
ベンツでは、Sクラス(W140)のブ厚く重い窓の脱落に始まり、Eクラス(W210)でもちらほらと…
VWもトヨタも日産も、、、、 昔のウィンドレギュレターって、半月形のアームにギア溝が切ってあって、
そのギアをモーターで回してアームで上下させるって形が多かったんですが、最近はワイヤーを8の
時でドアにひっつけてそのワイヤーを左右に回転させ、窓を上下させるって形が主流です。
今回のネタ車両はBMW=X5。まずはドアトリム(内張り)を取り外して故障個所を点検!
点検!って思いながら、ドアの分解に入るんですが、
多分レギュレターやろなって思ってしまいます…
ドアトリムを取り外し、スピーカーやサイドエアバック等
付随する物を外して、ウィンドウレギュレターを外します。
単体にすると簡単な部品です。 O型のままだと左と右が上下逆に動きますが、
8ノ字に取り付けると、左右の上下が一緒に動きます♪
このレギュレターに変わってから、部品価格が安くなり、修理代も安く、調整も殆ど無いので
時間も短縮でも、良く壊れます…
左右の柱になっている部分の上下にワイヤーを引っかけるローラーが有るんですが、それが
一個破損しただけでも、ワイヤーがたるんで外れたり、絡まったり。
今回の故障個所は、ワイヤーとガラスを接続する部分が割れて外れてしまい、
ワイヤーは回るが、ガラスが付いてこないって感じデス。
これにて無事に終了。