タイヤの劣化

2009/10/25 ちょっとした話


こんにちは。

工場の加藤です。

 

今回はタイヤです。

通常はタイヤが減ったら交換。

タイヤ | 溝 | すり減り | スリップサイン | ワイヤー出る(コレは減りすぎ)

でも、走行距離が伸びない車は中々溝が減りません。

が、劣化は必ず進みます。

通常は表面のひび割れですね。

日光にさらされている車は特に劣化が進みます。

「まだ溝があるし」とそのまま使い続けると!

タイヤ | タイア | バースト | セパレーション | ひび割れ

バーストしました。

中の針金が切れて、ゴムが膨れて破裂しそうです!

空気が抜けなかったのが幸いですが、凸凹タイヤになってしまい、

徐行しか出来なくなりました。

 

お次は長期冷暗所に保管していたタイヤ。

溝も少々残りがあり、ヒビも冷暗所保管で少なめ。

でも、それを履いて走っていると、髭が伸びてくるー!

タイヤ | バースト | セパレーション | 劣化 | ひび割れ

「ちょくちょくニッパーで髭剃ってるねん♪」とのことでしたが、

そんな問題じゃなく、危ない!ので、交換していただきました。

こちらも上記と同様、中の針金が劣化して切れ、出てきた状態です。

 

最後は劣化じゃなく、フルブレーキでタイヤをロックされ、

偏摩耗してしまった例です。

通りを走行中に突如出てきた車両に、フルブレーキ!

タイヤはロックして、辺り一面真っ白な煙に包まれたらしいです。

なんとか事故を回避し、出発すると…ゴンゴン…ガタガタ!!

タイヤは全体にムシれたようになり、部分的に溝が無くなりました。

タイヤ | フルブレーキ | ロック | スポット | 煙

溝も結構減ってたのですが、最後まで良くグリップしてくれたミシュラン。

事故の回避も出来、最後まで、タイヤの役目をしっかり果たしてくれたので、

また値の張るミシュランをチョイス頂きました。

安かろう悪かろうですが、高かろう良かろうですね?


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BMW320 E46 の水漏れ修理

2009/10/18 <BMW> 修理事例


こんにちは。

工場の加藤です。

 

昔にW201の190Eをスクラップに出すときに、

「木目が割れてる人用」に、シフトレバー周りの木目をはずして置きました。

それから長い年月が経ち、もう190Eの人の少なくなってきたし、

使い道が無いかな?と思いつつも、いや、一応残しておこうと取っていました。

そしてついに!日の目を見ることが!

できたのは、右側のパワーウィンドウスイッチ。

W201 | 190E | ウッドパネル | パワーウィンドウスイッチ | ハザードスイッチ

わずかながら売上になった!ことよりも、役に立ったことがうれしいです。

スイッチもまた役に立ててうれしいことでしょう♪

しかも!ご利用いただいた車両はさらに古い W123 の280E!

旧車を安く維持するためにも、ジャンクパーツは取っておくべきですね。

 

今回も、前回に引き続き水漏れにて。

車両はBMW E46の320。

駐車場の下に緑の液がたまっているとご連絡を頂き、

そのまま走るとエンジンを損傷してしまうのでレッカーにて参上!

(弊社で、東海日動他の無料ロードサービスもご利用いただけますので

走行不能関連はご連絡いただければ、各近い店舗から、レッカーにてお伺い致します)

引き上げて、水を入れて点検~。

じっと見ていてもなかなか出てきませんが、

圧力をかける便利な機械が有りますので、テスターを使って漏れ点検。

出てきました!

BMW | E46 | 320 | 水漏れ | サブタンク

予備タンクから一直線に!

アップにしてみると

BMW | E46 | 320 | 水漏れ | サブタンク

分かりやすいですね。

って、ボンネットと開けるだけでこんなに分かりやすい場所は稀で

大概はここから分解点検に入ります。(前回のは特別分かりにくかったですが)

サブタンクを新品に交換して完了!

ここら辺のプラスチック部品は中古よりも新品で取り換えたほうが、

信頼性、寿命が価格差以上に大きいですね。

ここ数日、水漏れ修理が続いています…

寒くなると、プラスチックもゴムパッキン類も縮こまって来ますので、

年数劣化が心配な年式にお乗りのユーザーさんは、

時々車両の下をチェックですね。


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ローバーフリーランダーの水漏れ修理

2009/10/11 <輸入車> 修理事例


こんにちは。

工場の加藤です。

 

今回は、長年判らなかった、フリーランダーの水が減る原因。

車検等でご来店の度に、サブタンクの水が減っている。

ランドローバー | フリーランダー | ラジエター | サブタンク | 減る

都度プレッシャーテストをするが、一滴たりとも落ちてこない。

補充で済ませていましたが、ガソリンスタンドさんでも

「ラジエターの液が減ってますよ」と足されるように。

テストしてもやはり一滴も落ちてこない…

 

年月が過ぎ、しばらくご来店いただかなかったのですが、

「エンジン音がうるさい」とご来店され、見てみると

ラジエターの冷却ファンが回りっぱなし!

ついにラジエターの液不足で水温が上がりファンが作動しました。

やはりどこかから漏れているはず!とやみくもに分解開始。

ランドローバー | フリーランダー | ラジエター | サブタンク | 減る

まずは、エンジンを覆っているカバーを取り外し。

光を当てて、奥を覗くと…水のようなものがキラリ☆

ランドローバー | フリーランダー | ラジエター | サブタンク | 減る

もっとよく見たい!とオルタネーターを取り外し、隙間から覗くと!

ランドローバー | フリーランダー | ラジエター | サブタンク | 減る

Vバンクの谷間で、冷却水が溜まっています!

鏡を駆使して、漏れ発生場所を探すと、インレットマニーホールドと

シリンダーヘッドの隙間から出ているような。

となると、とりあえずはインレットマニーホールドの取り外し。

ランドローバー | フリーランダー | ラジエター | サブタンク | 減るランドローバー | フリーランダー | ラジエター | サブタンク | 減る

取り外すと、漏れていた箇所でパッキンがわずかに切れていました♪

ランドローバー | フリーランダー | ラジエター | サブタンク | 減るランドローバー | フリーランダー | ラジエター | サブタンク | 減る

長いこと原因が分かりませんでしたが、

圧力をかけたら、実はちょろちょろと漏れて、車両下部には出てこず、

エンジンのVバンク上にたまって池になり、エンジンをかけると、

温められて、走行中に蒸発していたんでしょうか。

取りあえず、一件落着♪

 

と思いきや、ディーラーさんからまだまだ続くよwと恐怖のお告げが。


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Aクラスのエンジン始動不良

2009/10/04 <ベンツ> 修理事例


こんにちは。

工場の加藤です。

 

今回は、一時流行った?Aクラスのリングギアの取り換えを。

リングギア? というのはフライホイールについている・・・

専門用語で分かりにくいですが、エンジンの後ろ側(ミッション側)についている

エンジンを掛けるためのセル(スターター)モーターで回されるギアです。

エンジンキーを捻ると(最近では、ボタンを押すと)セルモーターから小っさいギアが

飛び出し、エンジンの軸に連結しているリングギアを回し、エンジンを始動します。

しかし、エンジンを切ると圧縮の弱い、いつも似たような位置で停止します。

そのため同じような位置ばかりにセルモーターのギアが飛び出して引っかけ、

その辺りの部分ばかりがすり減ってきます。

じゃあそのギアを交換!ですが、エンジンとミッションの間についているので、

エンジンとミッションを分割しないと取り換えできません…

分割するには、どちらかを取り外すということになり、

FRだと下からミッションだけ外せますが、最近のFF車などは、

一体で下します。

メルセデスベンツ Aクラス W168の場合なんかは、足周りも一緒に外したほうが、早いです♪

作業手順は、まずエンジンミッション、足周りを一帯で降ろします。

メルセデスベンツ | A160 | W168 | セルモーター | 交換メルセデスベンツ | A160 | W168 | セルモーター | 交換メルセデスベンツ | A160 | W168 | セルモーター | 交換

前回りがすっきりと、エンジンルームがからっぽになりました。

お次に、エンジンとミッションを、分割。

メルセデスベンツ | A160 | W168 | セルモーター | 交換メルセデスベンツ | A160 | W168 | セルモーター | 交換メルセデスベンツ | A160 | W168 | セルモーター | 交換

セルモーターを取り外し、ギアの状態を見てみると…

メルセデスベンツ | A160 | W168 | セルモーター | 修理メルセデスベンツ | A160 | W168 | セルモーター | トラブルメルセデスベンツ | セルモーター| トラブル | A160 | W168

画像で見ていただくとよくわかりますが、きれいにすり減ってますよね。

今回は、少しでも修理費用を抑えるために、中古部品を使用しましたが、

これだけの作業工賃はそこそこ掛かります。

セルモーターの飛び出し不十分が原因で、こうなってきます。

 

エンジンを始動する際に「ギャー!」とか「ジャー!」とギアの滑った音がしたら即点検に!

そのまま使用を続けると、どんどんギアが減って来て、始動不良に陥ります。

 

なんとかエンジン掛かってるからと、弱ったバッテリーの使用を続けると、

こんなことにも成りかねませんので、余分な修理代がかかる前に、

バッテリーの取り換えか、セルモーターの修理を♪


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誠に申し訳ございません。 修理関する業者様からのお問合せ,お電話でのお問合せにはお答え致しかねます。

ご了承のほど、どうぞよろしくお願い致します
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