2010/04/18 <ベンツ> 修理事例
こんにちは。
工場のかとうです。
今回は、マイ・メルセデス リフレッシュ計画第一弾に入れなかったW201の190E
車検時のご依頼事項は、「ヘッドライトが暗い。」
この頃の車には良く聞いたご要望事項で、
電話でその依頼事項を訊いた瞬間、
レンズ&リフレクターの掃除にハイパワーバルブ…
電圧が下がっていれば、補助回路増設&リレーで電球の電圧アップ…
お金に余裕が有れば、H.I.D.を!と希望は膨らみ、いざ入庫。
年数は経つ物の、走行距離はまだ若く、
配線類の劣化も少ないご様子。
まずは第一弾として、ヘッドレンズの洗浄から。
ヘッドライトを車体から取外し…
年数劣化が有るので、部品を破損しない様慎重に。
ヘッドライトのレンズは、洗剤&歯ブラシでピカピカに♪
内部のリフレクターは…
メッキがハゲ無いよ~慎重にティッシュで拭きあげ…
右側のライトが拭き上げ後↑
綺麗になりました♪
弊社のお勧めハイパワーバルブは、見た目のカッコよい白色タイプよりも、
明るさが一番実感しやすい、ノーマル色3450Kのプラスビュー60/55W⇒135/125W
第一段階終了・・・で、お外が暗くなってから確認点灯!
「 あ か る い ! 」
これだけ明るければ、充分ぽいので、完了~♪
次の手はまだまだ有りますが、この190Eには
ここまでで大丈夫そうです♪
ヘッドライト調整のプロ!?北野氏に光軸を合わせて貰い、陸運局へ。
光軸OK!照度OK!の一発合格!
古い車好きの弊社にも、190Eが減ってきましたが、
今残っている数台は、この車も含め、まだまだ乗って頂けそうです♪
2010/04/04 <輸入車> 修理事例
こんにちは。
工場のかとうです。
今回は… 車検後、数日後にクラッチ不良!!!
連絡を受け、慌てて取りに伺いました。
その場所は、芦屋駅前の交差点!
レッカー車へ交差点で積込み。
かなりの通行の方々にご迷惑をおかけしました。
取ってきて見てみると、クラッチのレシーズシリンダのプッシュロッドが
下から丸見えになっています?
ロッドを押す部分が無くなっている!と分解開始。
ペダルを取り外すと、
ロッドを押しこむケースの底が抜けていました。
30万キロ近くもクラッチを押し続けて疲れたのでしょうか。
部品を調べると…マニュアルミッション関連の部品が殆ど日本に有りません!
しかも、イラストの形状は、現物とかなり異なります。
ロッドの先につく、ケース内部のプラスチック部品も割れているが
イラストには、有りません…
リターンスプリングのプラスチックのブラケットも割れていますが、
これまた形状が異なります。
ドイツオーダーをかけて、入荷後に追加が出たら
仕上がりは一体いつになるのやら?
お客様と相談して修理方向で♪
クラッチペダルの底抜けは、ガス溶接で修理♪
割れたプラスチック軍団は、接着剤にて修理♪
となると、話は早く、完成~♪
見えない所ですが、綺麗にひっつきました♪
ちなみにココのスプリングを入れるのは、
二人掛かりで掌が紫になる重労働でした。
(てこの原理を足で踏むには、軽いんですが、そのままの状態を手ではナカナカ)
ちなみにこの車両、以前にはクラッチペダルを取り付けている
ボディーパネルにひびが入り、分厚い鉄板等で補強しています。
車検後に不具合が発生すると、どんな事であろうと焦ってしまします。
今回は自動車の構造にも詳しいお客さまだったので、ご理解を頂け、
「 ***略***
いつもながらの看板に偽りなし「自動車工作所」
ディーラー系のファクトリーでは
絶対にあり得ないサービスに感謝しています。
***略*** 」 とまで返事を頂き(涙)
乗っておられた奥様は「自分が壊してしまった」と、
凹んでおられたようでしたm(__)m
今回は、楽しく修理をさせて頂いて、そのうえ修理代金も頂けるのですが、
「車検後のクレーム!」となった場合の説明を考えると…
皆様にお分かり頂けるよう、説明力をつけなければ。