メルセデスベンツW123≒280Eのクーラーコンプレッサー修理
2010/09/19 <ベンツ> 修理事例
こんにちは
工場のかとうです。
今回は、メルセデスベンツW123≒280Eのエアコン修理です。
「クーラー入れるとキュルキュル音がする」との事だったで、
「ベルトが緩いみたいなので寄って頂ければ調整しますよ」とお立ち寄り頂くと…
クーラー入れるとギャ~~!とすごい音!見るとコンプレッサーがロックしています!
急遽入院コース!
コンプレッサーがロックすれば…リビルト(再生品)をと、外して専門店に送るが、
「無理!」と即日返却を食らってしまいました。
新品価格は…20万円!
なんとか直らないかと分解開始♪
クランクケースの蓋を開けると、中からメタルキャップが!
ボルトはひん曲がってぐにゃぐにゃに。
コンロッド側はネジ部分が欠損。
コンロッドは無いにしても、キャップとボルトだけでもと
探し回るが見つからず。
ボルトもネジ山まで特殊で、代替え品が無く、無理矢理修正。
削れや傷の部分を修正して一応元の形に♪
欠損していた部分には、アロンアルファをたっぷりと…
手でグリグリ回してみると、一応は軽快に動いているので、
オイルを充填、蓋をして、車両に取り付け真空引き。
と!ホース取り付け部分からエア漏れ発覚!
オーリングを取り換えて再度真空引き。 真空OK!
クーラーガスを入れ、いざスイッチON!
効いてます。涼しいです。静かです。
しかし、あの部分は高回転にも耐えれるのか!?
試乗スタート! 先ず先ず良好♪
大通りに出て、いざ!アクセル全開!
ロック時に、いつでもクーラーコンプレッサーを切れるように右手はクーラースイッチへ!
(全開ストレートでエンジン焼きつきクラッシュを回避するライダーがクラッチに指をかける如く!?)
高回転でも快調です!
涼しいです!
静かに回っています!
が、保証が出来る仕事ではありませんので、
出来るだけ高回転は避けて、「労わって」あげながら、ご使用下さいm(__)m