2009/02/08 <輸入車> 修理事例
それでは引き続き、2ndレンジ、パート3へ。 車検です。年式相応に足回りのゴムが劣化しています。
フロントシャフトシールからオイルがにじんでいる…わずかなことやし、洗浄でイコかな?
ブーツ回りは、!!ナックルのボールジョイントブーツが破れている!
よくよく見ると、ステアリング回りのブーツもヒビだらけ!ナックルのブーツは取り替えないと、検査が通せず
分解開始。
ブーツだけの供給は無く、ボールジョイントAss`yの部品供給。
ボールジョイント自体は問題ないので、グリスアップして、日本車用汎用ブーツカタログとにらめっこ。
どうせなら、触ると砕けていくステアリング回りも。
こちらもジョイント、ロッド毎の部品供給になるので、再度日本車用の汎用ブーツカタログとにらめっこ。
(T部品さんお世話になりました)
ここまでくると、まぁいっか!と思っていたシャフトシールも取り替えたくなるのが、心情。
結局その辺のブーツ、シールを一式替えさせて貰いました。
シャフトシールはレンジローバーの純正品を取り寄せ、ジョイントアッセンブリー供給しか無かった部位
に付いては、国産品の汎用ブーツを取り付け、完成!
ショックにブーツにシール交換。これでしばらく足回りは触らずに済みそうかな?
あ、エアサスは未作業でした。
2009/02/01 <輸入車> 修理事例
セカンドレンジ、パート2を。 ご依頼は頂いていないのですが、工場内に保管中、レンジの下に
ラジエターの液が…
別の車の分かな?と、わずかな期待でふき取る。 でもしばらくすると、又緑色の液体が…漏れ出す
にしても、預かっている間に漏れだしたんやったら、嫌やなぁと思いつつ、お客様に連絡を入れてみると、
「ガレージを見てみたら、水たまりが出来ていた」!
じゃぁ見ていきましょう♪ 右前タイヤの後ろから、ポタポタ。 ボンネットを開けても乾燥状態。よくよく確認
していくと、センターコンソール内のヒーターケースから、フロワカーペットに染み込み、フロワパネル(床板)
を伝ってサイドステップから車外へ。最終右前の泥よけから出てきました。
エンジンルームから取り付けナットを取り外し、インダッシュパネルとヒーターケースを取り外す。
ん?スッキリしました♪
部品の取り替えで漏れは止まりましたが、仕上げは、カーペットに染み込んだラジエター液。漏れていた所
に水を流してみると、出るわ出るわ緑の液体。
10分くらい水を流し続けるとやっと透明な水に変わりました。
ご依頼内容はシャキッと感を出すために、「ショックを4本モンローで交換」やったんですが、
予想外の追加作業でした。
2009/02/01 <輸入車> 修理事例
クラッシックレンジの修理を。
走行中エンストをして、その後エンジンが始動しない!始動しないってのが、厄介です。
お客様のご自宅まで取りに伺い、そのままロードテスト。例によって止まらない…ひたすら乗って
いられないので、「チームマイナス6%」としては、心苦しいですが、工場内でアイドルテスト。
止まった瞬間にみんなで一気に原因探求!
原因は!燃料が来ていない! 時間が経つと、現象が消えてしまう!燃料ポンプから順を追って
見ていくと、
原因は、イナーシャスイッチの配線でした@
事故や横転時に、火災防止のため、ガソリンの供給を止めるための回路で、不具合が発生していました。
しかし、20年間、良く働いてくれます。
使い慣れたテスターが使いやすく、最近買ったデジタルテスターになかなか手が出ない。お正月に、
ヘアアイロンの修理とバイクの充電点検に初使用したモノの、使いにくい。
とは言わず、新しいモノにチャレンジ!
2009/01/25 <輸入車> 修理事例
それでは、レンジローバー「セカンドレンジ」シリーズ開始。
まず今回はシートヒーターの修理にて。 まだ自家用車でシートヒーター付きに乗ったことが
無いのですが、結構心地よい感じ見たいですね。
弊社に多い、メルセデスベンツはシートの皮にヒーターの熱線が埋め込んでいて、熱線を取り替え
ようとすると、皮ごと交換で、10万円以上の部品代に、作業保留も。
今回のセカンドレンジは熱線部分だけの供給が有りました。
まずは、スイッチを入れ熱線まで電圧が掛かっているか点検。電圧OKなんで、シートを取り外し、
分解開始。
シートのスポンジに、こんな熱線が貼り付けていました。
指でペロペロっと剥がして、張り替え♪ 皮を被せて、組み立てれば完成!
背もたれのヒーターと直列につながっているため、お尻の部分で断線が有ると、背中も効かなく
なっていましたが、コレで背中もお尻もぽかぽか♪
冬の間だけですが、冷たい革シートにはありがたい装備ですね。