2008/12/14 <BMW> 修理事例
前回に引き続き、BMW3シリーズ(E46)、ゲートガラスの配線を。
ガラスの回りに巡っているプリント配線の代替え品を考え、薄っぺらくて通電をと試行錯誤
していましたが、よくよく見ると、薄くなくても問題無し!
ガラスに綺麗にフィットしていないと、ガラスを閉じた時の気密が保てず、雨漏れにならない
か?と思っていましたが配線の通っているガラスの淵は、水の侵入を防ぐ、ウェザーストリップ
で密着させる部分からは、ずれていました!
なら、普通の配線でもOK! でも再修理はいやなんで、頑丈なモノを。
と、工具箱に目をやると、先日分解したオルタネーターが。そこにグリグリ巻いてある線を拝借♪
針金状なので、型もつきやすく仕事がし易い!仮付けして作動確認…OK!
ではこれで♪あまり目のいく所では有りませんが、
(元の見た目)
に、似せるべく、両面テープのブラックをクリアテープで抑えて貼り付け♪
あとは分解していたリヤウィングなどを取り付け、
完成!
よく見ると、荒が目立ちますが…
閉じてしまえば、全く見えず!ゲートガラスだけを開けて、ガラスを拭くとき等によく見れば、
分かっちゃいますが、普段使用時には気に成らない程度に仕上がりました♪
しかし、輸入車の部品の値段は… この円高で、たまには下がってくれないモノでしょうか。
2008/11/23 <BMW> 修理事例
今回は、ガソリンメーターをば。 デモ車両?は3シリーズ(E46)のBMW320iにて。
ガソリンの残量を示すメーター。 新旧、車種問わず、 ガソリンタンクの中の浮き子がガソリンの
油面に合わせて上下し、その値の抵抗値にてメーターに表します。
筒の中で、浮き子が上下するタイプとトイレのタンクのような、タイプに別れますが今回は後者です。
基本設計は同じですが、最近はガソリンタンクも行き場を失い、後部座席のお尻のしたに左右2分割。
片側だけでも不具合になれば、メーターは誤作動します。
まずは取り外し、浮き子を上下させながら抵抗値を測定。
ゆっくり移動させながら、浮き子と同じように抵抗値が変化すればOK!
何処かで抵抗値に変化が出ればそこが不具合♪そこを入念にチェックします。
「いつもガソリンは1/4位で乗っている」って方はそこら辺ばかりを使って、そこが減ってきます。
又、ガソリン半分位の状態で長期間放置な車両は、そこら辺が錆ています。
そこらを入念にチェックすると?
(指が年老いてますがガソリンのセイです!)
細いレコード線の部分に劣化が! 軽傷な時は掃除で復活! しかしガソリンに浸かるため、
接点復活剤は訊かず… 劣化が激しい場合はハンダを少し塗ってやると復活!
輸入車はたまに「えっ!」って金額の部品が有るので復活を目指しますが、
走行中絶えず擦れてますんで、安価な場合は交換をお勧めですね♪
2007/03/13 <BMW> 修理事例
<BMW 328Ci E46Ci>
車検&デファレンシャル付近より音鳴り
車検では特に大きな修理、交換部品は要しませんでした。
問題はデフ?の異音。
確かに加速時(アクセル踏み込んだ瞬間)と減速時
(ブレーキング)止まる直前にリヤより「コトン」
んーーーーデフ?!バックラッシュによく似た症状
ではありませんか!!
オドメーターは50,012km。。。デフにガタ、、信じられない。
まずは車両のリフトアップ?強制的にデフとプロペラシャフト
とのフランジ部を回して見る。タイヤはサイドブレーキでロック状態。
「カチャン、カチャン」まさにデフから音が。。。
しかし、プロペラシャフトの動きを見るとAT側まで伝わって
回っている。。。
マフラー&プロペラシャフト取外し、コンパニオンプレート
の状態確認。問題なし。
ATとプロペラシャフトのつなぎ目、フランジ部の確認。
若干の遊びを発見!!!!こんなとこ緩むんか?!
期待を寄せつつも半信半疑。締め付けてみると角度でいうと
60°ほど締め付ける事ができました。
再度プロペラシャフトを取付、マフラー取付、トルク確認
を行いいざ試乗!
完璧に症状が消えてました!イヤな感じのショックも消え、
音も皆無でした。
整備もやはり先入観はイカン。(安田店長のデイリー通り)
あやうくデフO/Hするとこでした。あぶないあぶない。
でも経験上の推測も大事なんですよねー。
うまく切り替えて進めたいものです。
結局交換パーツ無く修理完成しました。嬉しい瞬間でした。
Sさん、車検ご入庫ありがとうございました。
早川でした