2008/06/02 <ベンツ> 修理事例
前回からのつづき、、、、、です!
4 エアコンユニット「EC」ランプ点灯して、切り替え効かない!
もちろん、冷たい風が出ない!熱い!
これも様々なのですが、軽傷であればエバポレーター温度センサー不良。
なんらかのエラー(故障)により、コンプレッサーが働かないように制御されて
おります。まずはテスター診断、実測値確認!それからデスネ。
5 オイル漏れ
比較的低走行車両には少ないですが、まぁファイナルモデルでも6年以上
経過してますからね。。。両バンクタペットカバーから、ついでにブローバイ
ケースのシーリングのやり直し、エレメントケースのガスケット、Oリング、
この辺は押さえておきたいっすね。
ATのEGSカプラー部も要注意!替えるだけじゃなくハーネスの確認も必要!
6 テールランプ不点灯
比較的ブレーキランプが多いです。なぜか?点灯時の熱でテール本体が
変形し、接触不良を引き起こす!警告灯点灯したのに確認すると全部点灯
してたりします。対策としては、交換が良いのですが配線取付加工したりします。
とりあえず思いあたる所あれば点検してみてください。
よくご相談いただくケースがあるのですが、上記はあくまでも比較的多い例としてお考えください。症状だけ聞いて、「あ!それはコレ」みたいに断言されることもあるかと思いますが、あくまでも点検/診断後でないと、気軽にソレ交換してみてとは言えません。
言ったらスグ答えてくれるのがカッコイイ整備ではありません!推測は立てますが、先も考えシッカリ直す!先入観を持たない!
なかなか難しいケースもありますが、がんばっていきまーす。早川でした。
2008/01/24 <ベンツ> 修理事例
本日は、メルセデスベンツEクラス(W210)のルームミラーの修理偏でいきませう。
W124(Eクラス)のミラーでは自在継手部分のカラーが割れ、ミラーがグラグラになるトラブルが、ちょくちょく有りました。
今度のEクラス(W210)のミラーにも同じ様な事が…内部でスプリングプレートを引っかけているフックの爪が劣化で折れるとグラグラになっちゃいます。
で、まずはその爪をせっちゃくー♪
これだけでは、また折れちゃいそーなんで、特殊なパテ???(きぎょーひみつデスm(__)m)にて強度アップ!
これにて修理かんりょうー♪ たかがミラーのがたつき…新品は驚万円!中古品でも高万円!
修理後の中身はちょっと粘土細工っぽいですが、組み付ければ、中身は見えないし機能が回復すればコレでじゅーぶん♪ んーホンットに修理って楽しいですねー♪
2007/12/27 <ベンツ> 修理事例
今日は、メルセデス・ベンツの消耗品関係を少々。
まずは、ちょくちょく耳にする、「エンジンマウント」じわじわ劣化してくるので、劣化具合が
体感的に分かりづらいですが、新品に取り替えると、違いがかなーり良く分かります!
以前のベンツのマウントはペシャンコに成るだけでしたが、最近(って、これはEクラス(W210)
ですが…)の物は、オイル漏れも発生!
ちなみに、一番手前がオイル漏れ。真ん中が、劣化してペシャンコ大(Dレンジ信号待ち時に
ボディ振動ブルブル)
一番奥が、新品です。 背が高いでしょ?エンジンの振動が、シートや足元、ハンドルに伝わって
きたら要点検です!
お次はテンションロッドのブッシュ。こちらはEクラス(W211)の物ですが、やはりオイル漏れを伴います。
ブレーキ操作等によって、フロント足回りが、前後に動くのを抑えてくれます。
昔はオイル漏れと言うと、エンジンオイルにパワステオイル、ブレーキ・ミッション・デフと、
決まっていましたが、ブッシュやマウントも劣化すればオイル漏れが発生##
お次はまたEクラス(W210)ですが、車検時に良く引っかかる「フロント・ロア・アーム・ブッシュ」
前の足回りがボディーを接合している、可動部分です。
タイヤを外して、前のバンパー左下からの写真です。
まずは、ロア・アームの取り外しから。
この丸い筒の中のゴムが劣化、亀裂します。
(この画像は右側です)
左の白い方のブッシュが劣化して、ガタが出てきます。(右の小さいほうは、なかなか劣化しません
が、部品が一緒に付いてくるので、一緒に取り替え♪)
かんせー♪ 苦労して取り替えても、タイヤをつけて降ろしてしまうと、何処を触ったのか分かりません…
しかし乗ってみると!足回りがしっかりシャキッとします!
走行中にブレーキを踏んだり離したりして、ガクガク感が出ていれば、お早めに♪
W220のSクラスでは、ガタがひどくなって取り付け部分が削れることも!
2007/09/04 <ベンツ> 修理事例
今回は、オーダーは「エンジンが、かからない!」偏。
ご依頼車両は、ベンツEクラス(W210)の「E55」。
セルは回る(キーを最後までひねったらキュンキュン言う)が、
エンジンが、かかってくれない。
まずは、現地で自己診断を呼び出し。
(故障個所によっては、自分の体のココが悪かってんと、憶えとります@)
良くある「クランクシャフト位置センサー故障」が入っていると期待してましたが、何も無し…。
レッカーで引き上げて、点検を。ボンネットを開けて、まずは見やすい燃料から…
!!!いきなりヒット!燃料が来て無い!
電気回路を点検したところ、問題なく、燃料ポンプまで電圧を送り出していたので、
「燃料ポンプの不具合」決定!
燃料ポンプを取り替えて、無事完了と成りましたが、「なんでだろー?」とポンプを分解。
駆動する、モーター部分は生きてましたが、送り出すポンプ部分が、錆びて重くて回らな
く成ってました。
あまり乗らない。ガソリン少ない。
と言う時に、燃料タンクに水分が溜まり、錆がフューエルラインに、と言う感じです。
★★★以前に錆がひどく、ガソリンタンクから、燃料パイプ、フューエルディストリビューター、
インジェクターと、ガソリンを入れるところから、エンジンに吹き出すまで、全部、錆びにやら
れちゃった事も有りました。★★★
2007/07/28 <ベンツ> 修理事例, <国産車> 修理事例
直近のエアコン修理事例
やはり暑くなってきたのでエアコン修理が多くなってきました。なんせ効かないのは暑い!
乗ってられない!
なんとかクイック作業で原因発見までできれば、、、、今シーズンも頑張っていきます。
<マツダ・スピアーノ(スズキ・ラパンのOEM車?)>
急にエアコンが効かなくなった!とのTEL。急にっということはガス不足でもなさそう??
とりあえずACコンプレッサー動いていない。
一応、ガス圧チェック。ガスは入ってそう。コンプレッサーまでの電圧は??んん?
4.0V?こりゃおかしい。
各配線確認しますが異常らしき異常はなさそうで。。。リレーを疑い、探す探す。
(慣れてない車種なのでこれがまたわからん)
リレーが並んでるBOXを開け、リレーを順番にデコピン!あるとき「カチン」あ!コンプ
レッサー動き出した!!!
接触不良?どうなんだろうか?その後調子よく作動するエアコン。念のためリレー(\1,750-)
交換。とりあえず再発ナシ。ナイスデコピン。
<96モデル メルセデス・ベンツ E230 W210/エアコンが時々効かない>
時々効かないのか、、、ーこれがまた難しい。常に動いてくれない方がまだ分かりやすい
んですよね、、、
点検しようとしたときには運良くコンプレッサー作動していない!テスターを使用する前に
基本は押さえておこうと各部点検。
ECランプは問題なく切り替えきく。ガス圧チェック!ガスは入ってそうだ。BENZで多いのは
エバポレーター温度センサー。冷媒温度センサーなどなど。
センサー絡みがおおい傾向に。テスター入れてみるか、、、、っと思ったその時偶然、リキッド
タンク付近の冷媒温度センサーのカプラーを触った瞬間、これまた「カチン」おおおおー動き
出したー。ゴッドハンド早川(笑)
偶然か?それともカプラーの接触不良か?とりあえずカプラーに接点復活剤をプシュー!っと
スプレー。様子を見ていただく事に。
2日後、「イヤー完全に直ってますよ!快適です」というお電話が。嬉しいの一言ですねー
(^^)ちなみに2週間たってもOK!完治かなー。
<2001モデル メルセデス・ベンツ E320AVG BRABUS仕様 (W210)>
*ECランプが点灯し、切り替えできずコンプレッサー作動しない。
しかも2回目(TT)前回は冷媒温度センサーが悪いというテスター上の診断で交換しているが、、
とりあえずECリセット実施。ガス圧チェック。んん?ガス少ないヨ。ガス検知器にて隅々まで
ガス漏れチェーック。 なんと室内のAC吹き出し口(ACユニット上)から反応が!!
最悪の事態発生!どうやらエバポレーターからのガス漏れ。ダッシュボード脱着というカナリ
大変な作業をしなくてはいけない。 ご事情を説明し、入庫待ちの状態です。
<2003モデル メルセデス・ベンツ BENZ E320アバンギャルド W211>
*リヤAC吹き出し口がら熱風が!
これは結構多い症状ですね。ブレーキのマスターシリンダー下にある(右H)ヒーター
バルブと呼ばれるバルブが悪さをしている事が大半!
冷たい風を必要としている時は、そのバルブがエンジン熱で暖まった冷却水を塞き止めない
といけないのに塞き止めてくれない!
よって、冷たい風ではなく熱風が出てしまうんですよね。バルブ交換にてクリアー。冷却水も
抜けてしまうので冷却水レベル調整およびウォーターラインエア抜き実施。
モデルによって特性がありますねー。勉強していかねば!
一部ですがご紹介いたしました。同一の症状ありましたらお訊ね下さい。症状だけ同じでも
当然違原因の場合ありますのでまずは点検させて下さいね。
2007/06/21 <ベンツ> 修理事例
こんにちは。 工場の加藤です。
さっきから凄い雷が鳴っています。6月・梅雨、そろそろ雨マークのお出ましですな!
ワイパーゴムとタイヤの残り溝は要チェックですぞ!
さて今日は、マフラー修理ネタを。
作業車両は、根強いファンの多いW124=300TE(ステーションワゴン)昔から良くある、
「マフラーに穴が開いたから、塞いどいて」と言う、ご依頼。
ブレーキやマフラーなんかの、熱くなるところには、錆止め・ワックス何にも訊かず、すぐに
錆が出てきます。
ほいでもって、マフラーの中には「水」も出てきますんで、錆から、腐食になって、穴が開い
ちゃいます。
フツー鉄がさびても、穴が開く程って、なかなかご家庭では無いですが、自動車のマフラー
なんかは、しょっちゅうです。
こいつが、穴あきマフラーで、なかなかスポーティーなエキゾーストサウンドを、響かせます♪
右のほうに、もにょもにょっとした部分は、以前に穴が開いて、「パッチ当て」と呼ばれる、
方法で鉄板を切って穴に当て、溶接でひっつけました。
(自転車のパンク修理のパッチ当てと、同じ感じです)
ほいでもって、今回は又すぐその左側に、大きな穴が!
ここいらへんの、鉄板はさびて薄っぺらくなっちゃってるんで、今回は、ココを取り除いて、
違うパイプをひっつけます。
まずは、切断!
まっすぐな所は、長さとパイプ径が合えば、簡単なんですが、今回は曲線部分なんで、
似たような角度のパイプを探し、長さを測って取り付け!
この辺は、顧問のお得意作業です♪
どうです!? こうしておけば、次はなかなか破れません!これで、又しばらくは安心♪
この綺麗な曲線美! でも、地上に車を降ろせば、覗き込まないと見えません…
以上が、「マフラーの穴、塞いどきました」の内容でした♪