2007/06/07 <ベンツ> 修理事例, <輸入車> 修理事例
オイル漏れシリーズ!
一時多かったメルセデスベンツの直列エンジン。
タイミングチェーンのカバーからのエンジンオイル漏れ。
(W124,260E,300E,300E-24,E280,E320,W210,等に)
ふつー殆どのパッキン部分って、パッキンを挟んでボルトで締め付けるんですが、ココは
構造上、縦・横両方にパッキン面があり、締め付けれ無い下側の黒い「コ」の字型をした
パッキンが古く・堅くなると漏れてきやすいのです。
お次はポルシェ968。 このポルシェは前置きエンジン。
(しかしミッション&デフがリヤで重量バランスバッチリ!)
バランサーシャフトって言う、エンジンの振れを押さえるオモリの棒が入っている箱の前後
からの漏れ。
次はサーブ。↓こんな所から、オイルが出ている!
(修理by サービス顧問)
たかがオイル漏れ。パッキンを替えるだけなんですが、そのパッキンはヘッドガスケットと
呼ばれ、エンジンを上下、真っ二つに!まん丸で並んで居るのが、「ピストン」って所です。
エンジンオイル,パワーステアリングオイル,ミッションオイルにデフオイル。
この辺のにじみは少々許せますが、ブレーキオイルや燃料の漏れは
早期修繕を!!
2007/05/02 <ベンツ> 修理事例
<修理事例>
2000年BENZ(ベンツ) E320アバンギャルド GF-210065 W210
ATの変速不良です。
Rレンジ、Dレンジにシフト入れると「ドン!!」すっごいショックが、、、
走行しても3速固定。AT緊急モードに入ってますな。。。こりゃ。。
エレクトロニックプレートの交換です。
ATオイルパン脱着しますので、ついでにオイルパンパッキン、
ATFオイル(抜けた分)、EGSカプラー部のOリング2ケ交換しました。
症状は極似ですが、EGSユニットの不良という事もありますよ。
この車輌はエアマスセンサーの数値も基準を外れてましたのでエアマスセンサーも
交換。学習値リセット&試乗ですっきり^^
せっかくATが直ったのに、エアマス不良によるAT変速不良すれば気持ちが悪い
ですよね。。。
ボチボチ金額のかかる修理となりましたがフィーリングGOOD。
2007/04/12 <ベンツ> 修理事例
ベンツEクラス(W211)のお客様が工場にお立ち寄りになられ、「メーターに
球切れの表示が出ている。」とのご依頼。
その車は以前から、《エンジンを掛けると、テールランプが点灯しっぱなしになる》
と言う持病を抱えていましたが、『修理代結構かかるし、昼間にテールランプが灯
くくらいそないに気にならんから』とリヤ・サム・モジュールを壊れたまま使用してきた
車でした。
「球切れくらいなら、すぐに見ますよ」とメーターを見ると、
【ミギテールランプ ホジョランプテントウ
ヒダリテールランプ ホジョランプテントウ】
補足)最近のベンツは球が切れると補助ランプがつきます。
昔は電球が切れると、そこが点灯しなくなる。
その次に出た「球切れ表示」では、球切れした所をメーターに表示させ、
運転者に知らせる。
今の車は、電球が切れるとメーターに表示させ、運転者に知らせると共に、近所の
電気を変わりに点灯させ、危険回避を取る。
(スモールが切れるとブレーキライトを減光させて点灯!
右後ウィンカーが切れると右バックランプが点滅!
右前ウィンカーが切れると右フォグランプが点滅!
ブレーキが切れると、リヤフォグランプを点灯
みたいな感じで切れても周りが変わりに点灯して、
球切れを修理するまで、ピンチヒッターがお出まし!)
【補助ランプ点灯】の表示をみた自分は、
「スモールランプが切れて、補助ランプが灯いてんねんな」
と、テールランプを見に行ってビックリ!
テールランプは以前のまま、つきっぱなしですが、ライセンスランプバルブ
(ナンバープレートのライト)が、右・左・右・左と交互に点滅!
なんじゃこりゃ?と、トランクを開けると、トランクルームランプも点滅している!
テールランプホジョトウと出ているのに、テールは
切れていない!
結局点検したところ、電球に問題は無く、以前より不具合のあった、
後ろ周りの電気をコントロールする、【リヤサム】の故障具合が悪化した物でした。
「とにかく修理代を安く!」との事で、中古部品を探して発注。今の所、中古部品で完治
した物の、こんな不具合の修理で中古品ってのは再発の心配が残りますね。
でも、ライトの修理で7万円の部品ってのも…
☆もし、球切れを起こしても補助ランプが点灯!
★でも、その機構が故障したら、修理代が云万円。
機構が複雑になりすぎている気が…
2007/04/05 <ベンツ> 修理事例
今日も又、画像に助けられ、駆動偏を。
駆動系と一言で行っても、いくつかの部位に別れます。
まずは殆どの車がエンジンに直結しているミッション。
(ポルシェなんかは重量バランスを考え、前にエンジン、後ろにミッション)
エンジンで作り出した回転の速度を変えます。
M/T(マニュアルミッション)車が主流だった頃は、
乾式が多く、早く擦り減って良くクラッチオーバーホールで、
中のディスク板やベアリング、カバー類を交換していました。
(オートバイは湿式と言う、オイルに浸かった物が多いです)
最近は無断変速のCVTも増えてきましたが、
やっぱり主流はA/T(オートマチックトランスミッション)
こいつにも、ディスクが入っていて擦り減ってきます。
(湿式と言ってオイルに浸かってます)
ちなみに↓これは「W124」の「300E」。
すり減って薄っぺらくなり、最後の皮もところどころ剥がれています。
(部品代ディスク1枚約2000円也?♪)
こんな内部の部品を出してくれないメーカーも有り、
そんな場合は、リビルト、リンク品と呼ばれる再生品で、
A/T本体ごと交換。
このディスクを通って、トランスミッションの後ろから
次はプロペラシャフトでデファレンシャルギアに回転を送るんですが、
高級外車はその間にも一工夫。
カップリングラバージョイントにて、ミッションの変速ショックを和らげます。
普通は鉄のユニバーサルジョイント(自在継ぎ手)にて、ダイレクトに伝える所へ
ゴムを入れるが為に、一昔前の車種ではこの部品が良く傷み、
車検時に発見しちゃうと、結構費用が掛かりましたが、
ゴム質の改良か、年々持ちが良くなってきました♪
お次はデフ(デファレンシャルギア)で、送られてきた回転を
左右に振り分けます。
コレはベアリングの異音でベアリングを交換しました。