2010/10/04
メルセデス、Aクラスの電気自動車を発表
独メルセデス・ベンツは、
Aクラスをベースとした電気自動車、
“AクラスE-CELLの量産モデルを発表。
今年の秋から生産を開始し、
500台を納入するという。
初代がデビューしたときから、
EVや燃料電池車といった次世代の
パワートレインの搭載を目論み、
サンドイッチ構造という特殊なシャシー
レイアウトを持つAクラスに、
ようやく量産型の電気自動車が登場した。
AクラスE-CELLと名づけられた
このモデルは、すでにコンセプトカーとして
お披露目されていた電気自動車の量産モデル。
バッテリーはオリジナルのコンセプトの通り、
床下に収納されており、
Aクラスがもつ5人乗りの乗車スペースや
ラゲッジスペースは犠牲になっていない。
ボンネット内に収められたモーターは、
最高出力70kW(95ps)、
最大トルク290Nm(29.6kg-m)
というスペックが与えられ、
0~60km/h加速は5.5秒。
欧州複合モードで200kmの航続距離を誇るほか、
最高速度は150km/h。
当然ながらEV走行時のCO2排出量はゼロだ。
充電は欧州の一般的な家庭用電源で行った際、
航続距離100kmであれば8時間、
充電ステーションなど(家庭用も使用可)の
230V電源を利用すれば、
3時間で同じ航続距離を走ることが可能だという。
メルセデス・ベンツではこのAクラスE-CELLを
今秋からドイツのラシュタットで生産を開始し、
ドイツ本国をはじめフランスやオランダなど
ヨーロッパ地域へと展開。
当初は500台がデリバリーされるとのことだ。
(朝日新聞)