2011/03/10
ポルシェ、パナメーラにハイブリッドを導入
独ポルシェは、4ドアグランツーリスモの「パナメーラ」に、ハイブリッドモデルを導入することを発表した。
『パナメーラS ハイブリッド』は、すでにカイエンS ハイブリッドに採用されているドライブユニットを搭載。エンジンは333psの3リッターV6スーパーチャージャーで、これに34kW(47ps)の電気モーターを組み合わせ、システム出力380psを発揮する。トランスミッションは8速ATで、バッテリーはニッケル水素を採用している。
システムレイアウトは、セパレータークラッチを一体化したハイブリッドモジュールをエンジンとトランスミッションの間に配置。これにより、ドライブトレーンからエンジンを切り離すことが可能で、なんと165km/hまでの速度域でエンジンを停止することができる。また、85km/hまでの速度であれば、電気モーターだけで約2kmの距離を走行することが可能だ。
これらのハイブリッドシステムに加えて、専用に開発されたミシュランの転がり抵抗を低減したオールシーズンタイヤを装着。全方位的に燃費&環境性能向上を図っている。その結果、燃料消費量はわずか6.8L/100km(14.7km/L相当)というクラストップレベルの数値を記録。CO2排出量に換算すると、わずか159g/kmという高い環境性能も誇っている。
その一方、ポルシェらしいパフォーマンスは健在で、0-100km/h加速6.0秒、最高速度270km/hを記録する。
(朝日新聞)
http://www.porsche.com/japan/jp/models/panamera/