2011/12/15

エコカー補助金、登録車10万円・軽7万円で検討



















政府は、2011年度第4次補正予算で創設する「エコカー補助金」について、登録車(排気量660cc超)1台10万円、軽自動車を同7万円程度とする方向で検討に入った。

 消費者の買い控えを防ぐため、20日にも予定される補正予算案の閣議決定日を起点に遡及(そきゅう)適用する方針。補正予算案は年明けの通常国会冒頭で成立させたい考えだ。

 政府はリーマンショック後の緊急経済対策として09年4月からエコカー補助金を始め、補正予算を手当てしての延長を含め翌10年9月まで新車購入を補助した。乗用車の場合、車齢13年超の古い車を廃車し、2010年度燃費基準達成車に乗り替えると登録車で25万円、軽自動車で12万5千円。古い車からの乗り替えを伴わない場合で登録車10万円、軽自動車5万円を補助。総額で約5700億円を投じ、約450万台分の補助を実施した。

 今回は「再販可能な車両が減る」との中古車業界の声に配慮し、古い車の廃車・買い替えを条件に含めず、一律の購入補助とする。また前回のエコカー補助金では、軽自動車業界から登録車との格差について不満が出たことから、軽自動車向けの補助を2万円程度、上積みする方向。引き続き補助の額や対象車種などの詰めを急ぐ。

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(日刊自動車新聞)


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