機械的に賢い最近の車の弱点

2004/06/19 氏田 耕吉


今日は機械的に賢い最近の車の弱点について実際あった事で書かせていただきます。

先日、最近故障の多いと言われているM車の新型で原因不明のバッテリー上がりが有りました.
まだ新しい車で、バッテリーには問題なく、電源の消し忘れも無い、まったく判らない状態でした.

あまりに解明できないので、現場、現状の再現こそが、原因究明の第一と、思い試してみた所、驚くべき事実が判りました。

その車には今はやりの「キーレスゴー」が付いています。これはキーを手元に持ってるだけで、車が電波を読み取って、その人がじかにスイッチを触るだけでドアーを開閉したり、エンジンをかけたり、切ったり出来るすぐれものです。

現場は位置の関係上、運転席側を壁にぴったり寄せて駐車し、エンジンを止め、いつも助手席から降ります。バッテリー上がりの当日はガレージ内なので、ドアロックをしませんでした。

同じようにしてみると、バッテリーは上がりました.2回続けても同じです。

つまり結果は賢い未来型の車は運転席のドアーを開閉してないので、運転手が降りていないと思い、エンジンが止められても電源は待機状態のままでした。
運転席の開閉で運転手が降りたと読み取る、もしくはドアーロックをされるまで、ずっと待機状態そのままなのです。
バッテリーは上がるはずです。

この便利で賢いはずの車の起こした故障(?)ですっかり疲れたここ一週間でした。

久しぶりに車の修理(?)に携わった氏田耕吉の報告でした。


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