ツイてる!

2007/01/18 加藤 宣晶


2007年01月18日 (木)
puri2.gif
こんにちは。
工場の加藤です。

「ツイてる!」「ツイてる!」「ツイてる!」
難儀な修理は簡単にクリアー!
白組の勝ちでマックカードをゲット!?
工場に塗った白いペンキも明るいと好評!
乾いたはずのペンキも、靴に、ジーパンに、ツイてる?付いてる!!

毎日がツイてて楽しい人生に、会社に、大阪に、日本に!
盛り上げて行きましょう♪

今回は反応の薄い自動車修理から。
それは、初めて見る車種「パジェロJr,」

ミッションが滑っているとのご依頼でした。

「冷間時に乗ると、ミッションが滑って走らない。
アクセルをいっぱいに踏んでも発進がゆっくり。
ぬくもると直るが、コンビニなどでエンジンを切ると又走らない。」
との、故障内容。

今までに、2回ATF(オートマチックトランスミッションフルード)を
知人の所で入れ替えてみたが改善されず、
オーバーホール覚悟の上での入庫でした。

不慣れな三菱車(今度の再リコールもスゴイ内容ですね)で、
経験も少ないため、まずは資料集めから、問い合わせ。

通常のAT機構に簡易な電子制御。

まずは故障コードの呼び出し…と思ったが、
三菱車・ATのテスターが当社に無かったため、
近くのディーラーさんに見て貰った所、
『まずは安いECU(エレクトロニック・コントロール・ユニット)を変えて、
アカンかったら、AT本体をアッセンブリー(全部)交換やね
と、アドバイス?を頂きました。
(そら、全部変えたら直るヤロ。
そんなこと言われんでも解ってる。)と思いながらも
渋々、点検料金を支払い帰社。

「まぁ替えるんは別として、ECUから見てみよう」
と、始めたのですが、完全密封で分解できない!

例によって意地でも開けてやろうとしましたが、
本気で密閉。結局得意のノコギリで切開に…。

内部に傷を付けないよう、又、後で元に戻せるよう
慎重にゴリゴリ…。 …パカッと開けて二度ビックリ!…

プリント基板の細かい電子部品が刺さっている上から、
ノリみたいな物で固められている!!!(画像右)

これではお手上げ。
見える部分だけの導通テスト。異常無し…。

一旦掃除だけして、付けてみると…★直った!★
冷間時やけど、症状出ない!エンジンを何回切っても出ない!

と、喜んだのもつかの間、数回後に一度現象が再現。

一回でも出れば、又出る可能性は「大」。
「まぁコレが原因と解って替えるんやし、安い物だから」と
注文をしたのですが、届いた部品は「間違えてる?」と
思えるほど改良された別物でした。

取り替えを決めたときにまずは、中古部品を探していたんですが、
見つからなかった為にこんな改良品(画像左)を入手!
取付後、何度もテストをしてOK!

対策されていない中古品なら又なっていたかも?
内部修理が出来なく、中古も見つからなかった事も
今回はツイてる!ツイてる!


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