二つの「岳(がく)」物語。
2012/09/05 安田 和弘
皆さんこんにちは。
遠い昔のように週間の漫画雑誌を購入して
読んだりはしないのですが、何かのキッカケで
2~3ヶ月に一回発売される単行本を買って漫画を読み続ける
事があります。
この数年は映画にもなった山岳救助の世界が中心の
話、「岳(がく)」という漫画を新刊が出るのを
娘と楽しみにしておりました。
8月末に発売の18巻にて完結となりました。
毎巻、年のせいか涙腺のパッキンが緩んでいるのも
手伝って泣ける泣ける。。。
最終巻は主人公のエベレストでの救出劇。
ネタバレになるので内容は書きませんが
アマゾンのレヴューには賛否あり、「買うな!」
「読むな!」の酷評が多いのもこの主人公に感情移入した
方がいかに多かったかを逆に物語っているように
思いました。
そして作家で冒険家(?)椎名誠さんの
”岳”という名前を持つご長男の
子供時代の出来事を綴った「岳物語」。
こちらは確か15年程前に読んだ本でしたが、
幼稚園、小学生、、、と少しづつ大人へ
成長する息子と、接する父親との心の
動きを書いた名エッセイ。
こちらは続編も出ており、幼い息子を持つ
父親の方には色々と響くことも多いのでは?
と思います。
同じ名を持つ二作品、どちらもオススメです。
先にご紹介した漫画の「岳」、救助ボランティアの主人公は遭難者
のところにたどり着くと相手が生きていても、亡くなって
いても必ず「良く頑張った!!」と声を掛けるのです。
娘の春香はもう中学3年生。3年間打ち込んだバドミントン部
も8月で引退となりました。
試合にはあまり出られなかったけど、腐らず、メゲず、
暑い日も、寒い日も、雨の日も、、、、
「良く頑張った!!」
年に一回位は誰かにそんな言葉を掛けて欲しいと思う
豊中店の安田でした。