新しいことが何でも優れているわけでは無いという話。
2013/10/09 安田 和弘
私のお客様にあるお寺の住職がおられます。
訪問するたびに色々なお話を聞くので楽しみなのですが、
現在新しいお堂を建設中で、またお話をお聞き出来ました。
面白かったのは釘などの金属は一切使わないという話。
東大寺や薬師寺の建造物の話でそのことは知っていたのですが、
なぜ使わないのか?
ずばり、数百年持つ建物は作れないからだそうです。
釘は錆びてしまう。。。。
確かにあちこちに建っている鉄筋コンクリートの建物が
数百年いや、千年持つのか?というと世界遺産に認定か?
で今話題の(?)長崎県の端島(通称 軍艦島)の廃墟を考えると
千年は持たないように思います。
同じような話で先日何かで読んだ、国立の映像図書館の話を思い出しました。
100年以上前からのあらゆる映画フィルムを保管している図書館なのですが、
なぜフィルムをデジタル化して残さないのか?の問いに
フィルムは管理すれば数百年持つが、デジタルデータはそんなに
持たないと施設の方が答えていました。
こんなに発達した世の中で実は古(いにしえ)の工法が数百年単位で見ると
優れている。。。
面白いですね。
豊中店の安田でした。