長生きしてくださいね!
2004/06/07 安田 和弘
私 お爺ちゃんお婆ちゃんと話すのが好きです。
私の結婚式のスピーチで高校時代の同じクラブ(バスケットボール部でした)の友人が、「こいつはお爺さんお婆さんと話するのが好きで、一緒に歩いていて、すれ違ったお婆さんとズーっと立ち話をしてるので、知り合いかと思って待っていたら全然知らない人やったんです(笑)」ってな事を言ってましたが、そんなことも多々ありました。
小さい頃から父親の両親と同居で、所謂おじいちゃん子だったからかも知れません。
年配の方と話していていつも思うのは、今の自分の悩みや考えてる事なんて本当は大したことじゃなく、年がいけば笑い話になるのでは?という事です。
大人になってから子供の悩んでる事を聞くと、なんでそんなつまらない事を死ぬほど悩んでるの?って言う事が多いです。しかし、自分にも覚えがありますが、その年齢の時にはその狭い考えや、世界が全てで、そりゃ真剣な悩みなんですよね。(友達がどうとか、好きな子がどうとか、先生に叱られてとか、、、。)
でお爺さんお婆さんと話してると、その方々にとっては40歳にもなってない私などはまだまだ子供で、「なにをそんなしょうもない事で悩んでるの?命に関わることじゃなし、、、」ってな具合なんじゃないかと。
実際、今はもう亡くなって何年か経ちますが、私の母親方のお爺さんなんかは、戦時中、満州に開拓団の先生として大陸に渡り、一緒に行っていた家族(私の母親含む)をギリギリで日本に帰国させ、自分はソ連兵に捕まって、ソ連に抑留され、数年後に奇跡的に日本に帰ってきた人でした。
何処に連れて行かれるか解らない輸送の後、零下何十度の極寒の収容所で、一緒に床に入った仲間が朝には冷たくなって行く状況の中、家族にもう一度でも会えるかどうかも解らず、帰国できるかどうかも解らない暮らしを何年も、、、、、、、。
私なら話聞いただけでその状況なら一週間でダウンしそうです。
そんなお爺ちゃんにしてみれば、「不景気?毎日一応ご飯は食べれるんやろ?」「クレーム?命に関わることじゃなし。」ってな具合なんじゃないかと思います。
人生の大先輩から教えてもらう事はまだまだ一杯ありそうに思います。
氏田光政サービス顧問(HPスタッフ紹介参照)、まだまだお若くて元気ですが身体に気をつけていつまでもご指導下さい。よろしくお願いいたします。
豊中店 安田でした。