「地域限定正社員制度」の導入

2007/03/18 植田 茂夫


みなさん、おはようございます。

春の観光シーズンがやってきました。
びわ湖開きに保津川下り、京都・東山花灯路など
春の彩を味わいに出かけましょう。

先日、ユニクロが「地域限定正社員制度」を導入すると発表しました。

契約社員やパートで、二年間で最大五千人を正社員化するとのことで、
人件費で十億円以上の負担になるそうですが、長期的な社員の育成、
優秀な人材の定着と今後の出店などを考慮したうえでの導入だそうです。

勿論会社の収益が上がっているからこそできることなのでしょうが、
共働きや親と同居の必要がある人、引っ越しを望まない人たちにとっては
魅力的な会社に映ると思います。そしてなにより生活設計や人生設計が
立てやすくなるのではないでしょうか。

私の友達の転勤族も現在48歳。
年老いた親や年頃の子供、定住の決断などを長年悩んでいます。

仕事をしやすい環境作り、一極集中の回避という意味でも、今後この
「地域限定正社員制度」を導入する企業が増えてくると思います。

社員がその会社に不満を抱いていては、商品やブランドや会社のよさを、
心からお客様に伝えることができるはずがないのです。

柳井会長、この「地域限定正社員制度」是非成功させてください。

それでは又来週、植田茂夫でした。


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長女の卒業式で・・・

2007/03/11 植田 茂夫


2007年03月11日 (日)

みなさん、おはようございます。
春です。今年は、桜の開花も早いようです。

3月7日(水)休みだったので、あまり行事に出ていなかったこともあり、
長女の高校の卒業式に、最初で最後となったのですが行ってきました。

式は公立高校ということもあり、生徒たちのプランも入った
明るく、楽しいものだったのですが、その式の写真担当の方を見て
一瞬あっけにとられました。

なんと、私の中学の同級生女子だったのです。

以前このブログにも書きましたが、じつは今月3月24日(土)
その中学の学年同窓会が開催されることになっており、
先週の3月3日(土)も準備の打ち合わせで会ったばかりでした。

式の後お互い驚きながらも、聞くと3年前から図書士として
府の要請で来ているそうで、帰ってきた長女の持つ卒業アルバムで
確認しながら事の成り行きを説明すると、本人もよく知っており
お世話になったとのこと。

早速、

「娘に聞いたところ、在校中、お世話になったようでよく知っていました。
ちなみに娘は、図書室のストーブの前でゴロゴロしていたり、
駅で喋っていた女2人組の背の高い方です。チョコレートも頂いたそうで。」

と、メールを送ったところ、

「今日はおめでとうございます。クラス写真を見てすぐわかりましたよ。
いっつも改札の前で名残惜しそうに友達(女の子ですご安心を)
としゃべっていた女の子ですね。世の中狭いですね。
お嬢さんにもよろしくお伝え下さい。」

と、返事が来ました。

3年間お世話になり、ありがとうございました。

世の中の狭さと、人の縁という言葉を改めて感じた一日でした。

それでは又来週、植田茂夫でした。


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今「日本」が流行

2007/03/04 植田 茂夫


2007年03月04日 (日)
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みなさん、おはようございます。

昨晩の土曜ドラマ『ハゲタカ』の緊迫感はなかなかのものでした。
いよいよ佳境に入る残り3話が楽しみです。

いきなりですが、今「日本」が流行っているのだそうです。

3月1日のニュースにも出ていましたが、
国内では「邦画」や、「和」、「武士道」、「国家」等の
日本の価値を見直す“日本再認識”がブームになっています。

驚いたのですが、45%の人が「習慣やしきたりに従うのは当然」
と答えているようで、これは古くからある日本の文化や
人間関係が廃れていることに起因しているようです。

しかし、古き良き日本を知っている中高年層だけならまだしも、
最近のJーPOPを聞いても、桜や家族、母親という「和」を題材に、
その頃を知らない若年層の間にも日本ブームが起こっているのは
不思議なことです。

その答えを彼らに聞くと、
「今よりは住みやすそうで、楽しそうだから。」
「その頃の話を大人から見聞きし、夢や憧れを感じるから。」
ということで、海外でも、日本食に始まり、映画やスポーツ、アニメやゲームソフト
などの影響で、日本に関心を持つ若年層が増えており、彼らの多くは
日本語で漫画を読んだり、ゲームをしたいと思っているそうです。

インターネットによる日本文化の発信は、世界中の若者に、
物騒な話題の少ない経済大国、平和で楽しい国と映っており、
憧れとなって日本ブームが起こっているのです。

国内外というボーダーがなくなった今、島国日本も自国の誇りを
世界に発信する時期が来ています。

それでは又来週、
『花男2!』と『ハゲタカ』にはまっている植田茂夫でした。


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魔法のような言葉、“ブランド”とは?

2007/02/25 植田 茂夫


2007年02月25日 (日)
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みなさん、おはようございます。
公私共になんとなく忙しく感じるのは、
3月という年度末のせいでしょうか?

木曜夕刊の一面に「受験生ブランド志向」なる文字が。

一昨日のワールドビジネスサテライトでは、“街のブランド力を点検”
と題し、「東京の老舗ブランド地のひとつ、広尾と、関西の高級住宅地、
芦屋に大規模住宅の波がきている。」という話をしていました。
街のブランド力を生かしたビジネスが広がっているそうです。

又その日の朝には、ポルシェボクスターとアウディカブリオ、
この2社のブランド力の話が社内で出ました。

この魔法のような言葉、“ブランド”とはなんでしょうか?

顧客にとっては、知名度が高く、差別化され、所有する満足感が得られるもの。
販売する側にとっては、販促をせずとも買いに来てくれる利益率の高いもの。
・・・ということになるでしょうか。

正に「三方みな良し」、我々営業にとっての理想的姿なのです。
それではこのブランド力をアップするには・・・

基本はそんなに難しい話ではなく、たとえば町内の小規模小売店も、
後に出てくる超一流といわれる企業も、規模の大小を問わず
いかに顧客との信頼関係を維持するかだと思います。

この信頼関係を維持することで、いずれ顧客は商品そのものを確認することなく
信頼の証としてのブランドをよりどころに購入を決定しだします。

こうなればしめたもの。その力がついた会社は小規模小売店といえども
立派に自社ブランド戦略が形成され、結果、効率的にまわりだすのです。

理想に近づくためのブランド力の強化とは
「常に顧客のことを考える」ということになります。
これなら我々でも明日から実行できそうです。

ところで世界中にブランドと言われるものは多数あります。
下記はそのなかの2006年TOP100です。

この調査におけるブランド力とは、まず3分の1が本国以外の売上であること。
さらにベースとしている顧客でなくても認識している名前であること。
そして、「将来どれぐらい稼ぎ出す可能性があるか」を評価しています。

意外に小規模な会社があることや、
純日本企業が少ないことに気が付きます。

みなさん、いくつご存知ですか?

第1位:コカコーラ 第2位:マイクロソフト 第3位:IBM  第4位:GE
第5位:インテル 第6位:Nokia  第7位:トヨタ 第8位:ディズニー
第9位:マクドナルド  第10位:メルセデス・ベンツ 第11位:シティバンク
第12位:マルボロ  第13位:ヒューレット・パッカード
第14位:アメリカン・エキスプレス  第15位:BMW  第16位:ジレット
第17位:ルイヴィトン  第18位:シスコ  第19位:ホンダ 第20位:サムソン
第21位:メリルリンチ  第22位:ペプシ  第23位:ネスカフェ 第24位:Google
第25位:Del  第26位:ソニー  第27位:バドワイザー  第28位:HSBC
第29位:オラクル  第30位:フォード  第31位:Nike  第32位:UPS
第33位:JPモルガン  第34位:SAP  第35位:キヤノン  第36位:モルガンスタンレー
第37位:ゴールドマンサックス  第38位:ファイザー  第39位:アップル
第40位:ケロッグ  第41位:Ikea  第42位:UBS  第43位:ノヴァルティス
第44位:シーメンス  第45位:ハーレーダビッドソン  第46位:グッチ
第47位:eBay  第48位:フィリップス  第49位:アクセンチュア  第50位:MTV
第51位:任天堂  第52位:GAP  第53位:ロレアル  第54位:ハインツ
第55位:Yahoo!  第56位:フォルクスワーゲン  第57位:ゼロックス
第58位:コルゲート  第59位:Wrigley’s  第60位:ケンタッキーフライドチキン
第61位:シャネル  第62位:エイボン  第63位:ネスレ  第64位:クリネックス
第65位:Amazon  第66位:ピザハット  第67位:ダノン  第68位:キャタピラー
第69位:モトローラ  第70位:コダック  第71位:アディダス  第72位:ロレックス
第73位:Zara  第74位:アウディ  第75位:ヒュンダイ  第76位:BP 第77位:パナソニック  
第78位:ロイター  第79位:クラフト  第80位:ポルシェ  第81位:エルメス  
第82位:ティファニー  第83位:ヘネシー  第84位:Duracell  第85位:ING  
第86位:カルティエ  第87位:Moet & Chandon  第88位:ジョンソンアンドジョンソン
第89位:シェル  第90位:ニッサン  第91位:スターバックス  第92位:レクサス
第93位:スミノフ  第94位:LG電子  第95位:ブルガリ  第96位:プラダ 
第97位:アルマーニ  第98位:バーバリー  第99位:ニベア  第100位:リーバイス

それでは又来週、植田茂夫でした。


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昨日のデイリーメッセージ、“私の「決めた者(モン)勝ち」”より

2007/02/18 植田 茂夫


2007年02月18日 (日)
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みなさん、おはようございます。

まだ2月なのに春の陽気が続いていたと思ったら、ここ数日は寒の戻りのような肌寒さ。
私の周りでも風邪をひいているのか、花粉症なのか、鼻声の方が多いようです。
季節の変わり目、体調には気をつけたいと思います。
と言いつつ、京都御所から“梅便り”が届きました。

昨日の氏田のデイリーメッセージ、“私の「決めた者(モン)勝ち」”より

「仕事は多分何をしても一緒。他から見て良いと思っても、
どんな仕事でも大変。だったら今の仕事が良いと思うよ。」
たったそれだけの事でしたが、私はその時に「自分は一生、自動車屋」
と思い始めたのです。自分で決める事で、何か吹っ切れた思いで、
その後は迷ったり悩んだりしなくて済みました。

・・・というくだりがありました。

20年以上仕事をしていると、我々くらいの規模の会社でも過去に10名できかない
社員さんから「仕事や将来、会社や家族」の「不安や不満」の相談を受けます。

又、このデイリーメッセージや社員のブログをご覧の方はご存知でしょうが、
最近「スイッチオン」という話が社内でよく出ます。

先日は息子が「おやじの仕事って楽しそうやなぁ」と言っていました。

これらの答えが昨日のデイリーメッセージにあるように思います。

自分自身も3年経ったらやめようと思い入社しました。
その後も3年周期で外的、内的要因も重なり面白くなく、、、
を繰り返していたように思います。

そんな気持ちのぶれを戻してくれたのはやはりお客様でした。
しかしそこが大事だということを気づかせてくれたのは
相談を受けた同僚であり、上司であったように思います。

「必要としてくれる人がいるなら面と向かおう。
そちらに向かって多くの時間を使ってみよう。」

こんなことに気が付いたのはたかだか10数年前です。
このときが、自分のスイッチオンとなりました。

乱暴な言葉ですが、
まさに「早く気付いたモン勝ち」、「決めたモン勝ち」、「やったモン勝ち」
捨てるものは捨て、受け止めることが出来るようになった時が「スイッチオン」。
周りから楽しそうに見えるのだと思います。

偶然にも、その長男の二十歳の誕生日。
「親父の仕事って楽しそうやなぁ」の秘訣、この話を送りました。

人生、意気に感じながら過ごしたいものですね。

それでは又来週、植田茂夫でした。


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「新日本様式100選」

2007/02/11 植田 茂夫


2007年02月11日 (日)
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みなさん、おはようございます。

先週は久しぶりに雨が降りました。
翌朝外に出ると、朝もやが心地よく感じました。

先日、西岡常一さんの匠の話をブログに載せたところ、知人から

「新日本様式100選」→http://www.japanesque-modern.org/index3.html

という選考会のことを教えてもらいました。

日本の伝統文化を現代に生かそうとする動きが国を挙げて
行われているなど全然知らなかったので驚きました。

そしてその設立の趣意書を読んで、

「そやなぁ、これからの日本はそこや!」
「感性をプラスしたものづくりの復活や!」

と一人で納得しては喜んでいました。

この「新日本様式100選」は、昨今の効率やコスト追求ではなく、
日本古来の、たくみのこころ、もてなしのこころ、ふるまいのこころと、
高度な技術や商品力、伝統文化を融合させた、現在の「日本らしさ」、
新しい日本様式の確立を目指す試みだそうで、例えば、日本のトイレの
消音装置に感心する外国人が多いそうですが、これなども日本人独特の
感性が生み出した「日本らしさ」の価値なのです。

ということで、2006年の選考会では53品目が「Jマーク」を取得しました。

王子ネピア株式会社の「リフレッシュレット」は、ウェットタイプの
トイレットペーパーで、さっぱりした使い心地と水で流せる利便性が特徴の
清潔さにこだわる日本だからこそ開発された製品。

三菱鉛筆株式会社の「UNI」は、通常の鉛筆より太く柔らかい芯を使用することで、
筆独特の「トメ」「ハネ」「ハライ」を多彩に表現できる鉛筆。

日清食品株式会社の「カップヌードル」も選ばれています。
世界的にもメジャーなファーストフードとなった同製品には、
日本人ならではの研究心や食文化へのこだわりが見られる食品。

キャノン株式会社の「IXY Digital 80」は、
ディテールに宿る伝統美と操作感。 等々、

53品目いずれを見ても、本来の機能に繊細な「らしさ」
をプラスした日本人にしかできないものばかりです。

「Made In Japan の復活」ですね。

それでは又来週、植田茂夫でした。


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「方違神社」と節分

2007/02/04 植田 茂夫


2007年02月04日 (日)
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みなさん、おはようございます。

昨日は節分、今日は立春。

節分は冬から春への季節の分かれ目、立春は春の始まりです。

「日本人が地球温暖化に敏感なのは四季があるから」といっていましたが、
「日本人が優秀なのも四季のおかげ」だと思います。

昨晩、家では恒例の豆まき、それと恵方に向いて無言の巻き寿司まるかぶりで、
これまた恒例となっている“我孫子の観音さん”に行くことになります。

この節分、今では家族揃っての年中行事となっていますが、
昔々は一大事だったようで、立春を迎える前に厄払いをするために
わざわざ一晩だけ自宅から恵方にある家や寺院に宿を移したそうです。

どこに出掛けるにも悪い方角は避けていたため、目的地がその方角にあれば
出向かなかったというくらい徹底していたらしく、それでは用が果たせない、
不都合極まりない、ということで生まれたのが「方違え(かたたがえ)」です。

「方違え」とは、いったん前の晩に別の方角に泊まり、そこで基点を変え
目的地を恵方にしてから向かうという方法で、自宅近くの「方違神社」も、
地元では「ほうちがいさん」ではなく、「かたたがえさん」と呼ばれています。

これは、昔の摂津、河内、和泉の境が三国山(現在の三国ヶ丘)にあり、
三国のいずれにも属さない地、方位のない地ということで
方違えという名前がついたそうです。

皆さんも転宅や旅行などの際は是非お参り下さい。

それでは又来週、植田茂夫でした。


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