私の行事
2004/09/26 植田 茂夫
皆さん、おはようございます。
今日は小5の息子の運動会で、朝から場所取りです。
小学校の運動会だけは見に行こうと決めていましたが、
高3の息子から始まった我が家の年中行事も後2回となりました。
精一杯 ”親ばか”をしてきたいと思います。
先日、お彼岸のお墓参りに行ってきました。
年寄りくさいのですが、お墓参りは自分にとってストレスの解消になるようです。
公休日でも店がオープンしていると、なかなか仕事のことが頭から離れないのですが
お墓の掃除をしているときは、不思議と空っぽになります。
雑草を引いて、枝を切ったり、抜いたり、土を入れたり、除草剤をまいたり
だいたい3時間前後でワンラウンドを終了します。
終わったあと大阪湾が一望できる場所も手伝って、一息つくときが又気持ちいいのです。
日常何か気になることや、報告などもかねて年に10回程度行くのですが、
このような習慣がついたのは、私の父の影響だと思います。
父は私が高3の時に48歳で他界したのですが、零細ながら自分で商売をしていた関係で、
一般家庭の父親とは違い、家にいる時間も少なく、顔を見るのは月にせいぜい3~4日でした。
そんな父が毎月7日に近い日曜日だけは、欠かさずお墓参りに私を連れて行きました。
子供の私にとっては、数時間の草むしりが嫌で嫌で、まさに「連れて行かされていた」のですが、
車の助手席、父の横に乗れる嬉しさと、帰りがけの昼ごはんの嬉しさだけでついていっていました。
ある時、よそ様に迷惑をかけたときなどは、夜中の3時に突然たたき起こされて
まだ真っ暗なお墓で、小学校の登校時間まで正座をさせられたこともありました。
場所柄怖いわ、足は痛いわ、父親は横で何も言わずに正座をしているわ、
あの時のことは今でもはっきりと覚えています。
実は懲りもせず、その後別件でもう一度座りに行きましたが(笑)
この年になると毎月のお墓参りが父との良い思いでとして残っています。
これはもう本人に聞くことはできないのですが、自分も子供を持って気がつきました。
多分、父は息子と会話を持つための場所として毎月のお墓参りを選んだのではないかと思います。
私も、これからもできるだけ子供たちを連れて行きたいと思います。
親のエゴかもしれませんが、子供の良い思い出になるかもしれません。
父の48歳をまじかに控え、内心はドキドキものの、植田茂夫でした。