2005年 年頭所感

2005/01/08 氏田 耕吉


2005年1月5日に社内にむけて配ったものです。
拙い物ですが加筆の上、載せさせていただきます。氏田 耕吉

昨2004年は、台風による洪水や災害、又、新潟県の地震の災害、更に、年末には世界規模でインド洋スマトラ沖地震により50万人の負傷者と15万人にのぼるであろうと言われる死者の出た災害による大被害が有りました。

又、日本では経済的にも、まだまだ回復の兆しが見え無い状況が続いております。1990年頃のバブル崩壊後、「失われた10年」と言われて久しいのですが、果たして、その年数は増えているのでは?とさえ思われます。
あの三和銀行は、合併でUFJ銀行となっていた訳ですが、今度は東京三菱銀行に吸収合併されてしまい、日系大手銀行では、三井住友、みずほフィナンシャルグループの三本化になってしまいそうです。
ここに、外国系の金融会社が日本をターゲットに乗り込んできます。

又、かってあの「ダイエー」は小売、流通等の日本の代表であった訳ですが、今般、分解され再生の道をたどります。他にも多数の企業が再生されていっております。

この「再生」という言葉に代表される様に、日本では、すでに「次の時代」「新しい時代」が始まってきていると言えます。

今年1月1日、自動車のリサイクル法が施行されます。
これからの新車は勿論、すでに日本国内を走っている全ての車に課税し、それらを使用後スクラップするまで国が管理するという膨大なシステムです。

この業務の軸は、全て「I.T」です。
パソコン・インターネットは確かに便利に使えますが、
反面「10年」という単位を「2~3年」という単位に置き換えて、スピードを上げて迫ってきております。

同じように今の世の中の変化のスピードは、極めて早く、難しくなってきております。その反面、人間として、「心」を求める気持ちは、より強くなってきてもおります。

特に、我々の業態では、目に見える「車」は機械ですが、相手は「人間」です。つまりエンドユーザーに対してはヒューマンな関係が期待されており、より一層「心」が求められています。
人間はアナログの「心」で、デジタルに「物」を使うようにならねばなりません。

また、今のスピードと難易度に対してはこれからは個人なり、会社が協力し合って、いわゆるコラボレーションする事が重要です。

そして、お客様と我々の間で、又、企業間で、「ウイン・ウインの関係(双方ともに良い結果)」を目指していかねばなりません。

今、時代は明らかに変わってきました。
でも、私たちは何ら恐れることなく、この変化に対応していきましょう。
今年は我々にとって、大きな転換期、つまりチャンスの年です。
皆様のチャレンジスピリットに期待しております。    以上


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