堺市の真面目な話
2005/01/30 植田 茂夫
みなさん、おはようございます。
もうすぐ節分、「太巻きの○かぶり」。
今年の恵方は、「西南西」です。だまってかぶりましょう。
しかし、関西って本当に面白い習慣を作り出しますよねェ。
さて、今日は私の地元、堺市の真面目な話を少ししてみたいと思います。
最近、市役所の前を通ると「堺市・美原町合併」等と幕が掲げられています。
(どことなく、お祝いムードなのです・・・)
そうです、「平成の大合併」の恩恵を受けるべく、2005年2月1日より美原町を
編入合併するのです。(2003年高石市には蹴られたのですが・・・)全国の自治体が
昨今「合併」に大騒ぎしている原因は、「市町村合併をすればお金を出す」という
国の方針があり、しかもそれが2005年までの「期限付き」となっているからに他なりません。
この「平成の大合併」は自治体の数を減らし、地方に渡すお金の総額を減らすのが
本来の目的であり、合併したところへ一時的に大盤振る舞いをしても、近い将来元は取れる。
というのが国の本筋のようです。それを解かりながら受ける自治体も自治体で
将来よりも「今」現役のうちに恩恵が受ければよい。というように見えてなりません。
(本当にこんな目先の合併でいいんかなあ~~)
堺市は、これにより人口84万人となり、次は戦後一貫して目指してきた
「政令指定都市」への移行を来る2006年に目指しているようです。
この「政令指定都市」になるとどのようなメリットがあるのでしょうか。
そこには社会福祉、衛生、都市計画や、屋外広告物の他、多数の項目事務において
大阪府の権限が委譲され、都道府県並みの財政上の権限
(例えば、宝くじの発行が可能になる)を持つことができるのだそうです。
(そうか、「政令指定都市」とは大人の街。モラルのある街、ってことか。)
ん~~??ちょっと待てよ??
しかし堺市ってそんなに上昇志向の活気ある街かな??
みんなが移り住みたい街?? 市民参加の街??
これをご覧の堺市民のみなさん、どう思われますか。
「政令指定都市」になるための合併による人口増ではなく、
住みたくて自然に人口が増えた街があり、その街が模範となり
「政令指定都市」になるのが本来の姿だと思うのですが・・・
現在の「政令指定都市」
札幌市 仙台市 さいたま市 千葉市 川崎市
横浜市 名古屋市 京都市 大阪市 神戸市
広島市 北九州市 福岡市
本年指定予定
静岡市
「政令指定都市」を目指している市
新潟県新潟市 栃木県宇都宮市 静岡県浜松市
岐阜県岐阜市 大阪府堺市 兵庫県姫路市
熊本県熊本市
ちょっと気になる堺市について、植田茂夫でした。