「方違神社」と節分

2007/02/04 植田 茂夫 (毎週土曜日)


2007年02月04日 (日)
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みなさん、おはようございます。

昨日は節分、今日は立春。

節分は冬から春への季節の分かれ目、立春は春の始まりです。

「日本人が地球温暖化に敏感なのは四季があるから」といっていましたが、
「日本人が優秀なのも四季のおかげ」だと思います。

昨晩、家では恒例の豆まき、それと恵方に向いて無言の巻き寿司まるかぶりで、
これまた恒例となっている“我孫子の観音さん”に行くことになります。

この節分、今では家族揃っての年中行事となっていますが、
昔々は一大事だったようで、立春を迎える前に厄払いをするために
わざわざ一晩だけ自宅から恵方にある家や寺院に宿を移したそうです。

どこに出掛けるにも悪い方角は避けていたため、目的地がその方角にあれば
出向かなかったというくらい徹底していたらしく、それでは用が果たせない、
不都合極まりない、ということで生まれたのが「方違え(かたたがえ)」です。

「方違え」とは、いったん前の晩に別の方角に泊まり、そこで基点を変え
目的地を恵方にしてから向かうという方法で、自宅近くの「方違神社」も、
地元では「ほうちがいさん」ではなく、「かたたがえさん」と呼ばれています。

これは、昔の摂津、河内、和泉の境が三国山(現在の三国ヶ丘)にあり、
三国のいずれにも属さない地、方位のない地ということで
方違えという名前がついたそうです。

皆さんも転宅や旅行などの際は是非お参り下さい。

それでは又来週、植田茂夫でした。


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