「25円」上がったら・・・

2008/04/13 植田 茂夫 (毎週土曜日)


みなさん、おはようございます。

行楽シーズン、真っ盛りですね。

先日も奈良に行ってきたのですが、幹線道路を走っていて
ふと気になったのが、桜の花ではなくガソリンの値段でした。

市内の大半のスタンドが、ハイオク137円から139円と
相対的に大阪より高く売られていたように思います。

4月1日以降、暫定税率失効でガソリンの値下げがどうなるのか、
即、損をしても下げるのか、在庫がなくなるまで耐えるのか、
二つの値段は、結局、初日から安くしたところに長蛇の列ができ、
大勢はそれに追従した結果となりました。

在庫に暫定税率分がかかっていようが、「蔵出し税」という
言葉を知ろうが、結局消費者は安いところで入れるわけで、
始めからスタンド側に選択の余地などなかったということです。

しかし逆に衆院の再可決で暫定税率が復活した場合のほうが
もっと大きな問題がおこるような気がします。

一般に知らなかった税金の仕組みがわかった今、
安く売るための大量在庫を即日上げることはできないでしょうし、
又、上げるとしても、先日のように大勢に追従して一斉に、、、
ということもありえないでしょう。

となると、販売量の多い店ほど在庫が早くなくなるわけで、
売れる店ほど持ちこたえるのが難しくなる。

値上げの「我慢比べ」が続き、結果、
業界全体が苦境に陥るのではないでしょうか。

今回のこの騒動、どのようになるのか
もう少し見守りたいと思います。

    それでは又来週、植田茂夫でした。

    


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