ガラパゴス大異変

2008/06/04 氏田 裕吉 (毎週月曜日)


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心のこもったメッセージをお伝えします。

2日の月曜の夜22:00-NHKで興味深い番組が放送されていました。

「ガラパゴス大異変 ―生きものの楽園は守れるか―」

エクアドルにある世界自然遺産「ガラパゴス」が危機に瀕している背景と
取り組みについての番組内容でした。

簡単に「ガラパゴス」について説明します。 かの有名なダーウィンが
「進化論」を考えるきっかけになった場所で、1978年に世界自然遺産の
第一号にも選ばれた場所。

ここにしか生息しない「ゾウガメ」や「イグアナ」など固有種の宝庫の島。

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しかし、近年世界遺産になったことによる、急速な観光地化、それにともな
う人口急増、環境汚染、外来生物の繁殖、密漁により、2007年には
世界危機遺産に登録されてしまいました。

・世界遺産に登録されたことによって、外貨収入の急増
    → 速な観光地化、それにともなう人口急増

・環境汚染
    → 観光客が残していくゴミ。 それを在来生物が食べてしまう
       のです。

・外来生物の繁殖
    → ヤギや鳥など生態系を乱す。 ヤギによって、ゾウカメの餌と
       なる草がなくなる

・密漁 → 高級食材の「ナマコ」が乱獲され、海の中の生態系も乱れる

このままいくと、ユネスコから「世界遺産」の認定が取り消される可能性も
あるようです。

そんな番組の中で、興味深いナレーションがありました。

「一番、島に悪影響を与えている外来種それは「人間」ではないでしょうか?」

自然と人間との共存、そこにエクアドルの人たちの生活が関与していること
が、我々先進国の人たちと違い、問題を複雑にしていると思います。

昨今、温暖化の問題や、バイオエネルギーの生産による穀物類の高騰、
投機マネー流入による原油の高騰など、世界規模の問題が表面化してきて
います。

100年後には地球がなくなっているのかも知れません。 そんな悲観的な
ことを考えてしまう今日この頃。 一人一人ができることから取り組んでいく
ことが大事だと思います。

「夢」があれば何でもできる。 明日からもがんばっていきましょう。

氏田 裕吉 


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