司馬遼太郎

2011/08/31 氏田 耕吉 (毎週金曜日)


先日、司馬遼太郎記念館へ行ってきました。

 

 清楚な佇まいを見せる元、居宅に併設されていました。

受付にもなっている入口から左へ庭づたいに歩くとすぐに書斎が有ります。

 

 ここで、

いくつもの名作が

書かれていったのでしょう!

 

 

 

 

 

 

 そして、その庭を通り抜けたところに、

かの安藤忠雄氏が設計した

『司馬遼太郎記念館』 はありました。

残念ながら撮影は全て禁止との事で、入口だけですが、、、、、、

 

 

 

そしたら、中に素晴らしい名文を見つけ、買ってきました。

何でも司馬遼太郎氏が初めて子供むけに書いたものだそうです。

 

「21世紀に生きる子供たちへ」  (一部文)


 私は歴史小説を書いてきた。

 もともと歴史が好きなのである。両親を愛するようにして、歴史を愛している。

 歴史とは何でしょう、と聞かれるとき、

「それは、大きな世界です。かつて存在した何億という人生がそこにつめこまれている世界なのです。」
と、答えることにしている。

 私には、幸い、この世にたくさんのすばらしい友人がいる。

 歴史の中にもいる。そこには、この世では求めがたいほどにすばらしい人たちがいて、私の日常を、はげましたり、なぐさめたりしてくれているのである。

 だから、私は少なくとも2千年以上の時間の中を、生きているようなものだと思っている。この楽しさは、───もし君たちさえそう望むなら───おすそ分けしてあげたいほどである。

 ただ、さびしく思うことがある。

 私が持っていなくて、君たちだけが持っている大きなものがある。未来というものである。

 私の人生は、すでに持ち時間が少ない。例えば、21世紀というものを見ることができないに違いない。

 君たちは、ちがう。

 21世紀をたっぷり見ることができるばかりか、そのかがやかしいにない手でもある。

 もし「未来」という町角で、私が君たちをよびとめることができたら、、、、、つづく、、、、、

 『龍馬がゆく』以来のにわかフアン、氏田耕吉が、

NHK大河ドラマ『龍馬伝』 で、本物のフアンになりました。

素晴らしい時間に心より感謝。

 

 


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