蝶のように舞い、蜂のように刺す!
2016/06/08 安田 和弘
元世界ヘヴィー級王者、モハメド・アリが亡くなりましたね。
ヘヴィー級とは思えない軽いフットワーク、試合前に相手を挑発する
”ビックマウス”、等々不世出なボクサーとして超有名でした。
私は当時小学生。
やはり思い出すのは1976年6月26日の”アントニオ猪木VSアリ”の
異種格闘技戦。
今から思えば現役の世界ヘヴィー級王者と東洋の島国の
一プロレス団体の選手がビックマネーを賭けて戦うなど
実は考えられないことのような気がしますが、試合は実現。
試合前の記者会見では猪木の顎を見て”ペリカン”と挑発する
アリに”アリは日本では小さい虫のことだ”と猪木も負けずに
やりかえし両者ヒートアップ。
我々小学生の男子は毎日この話題で持ちきり。
26日は恐らく私の通った小学校の男子は殆ど全員この
試合を見ていたのでは?と思います。
試合は双方で決めたルールのせい(猪木は立った状態からの蹴りは×とか、、)か、3分15ラウンドを猪木は
寝そべったままアリの足を蹴り続け(これがのちに”アリキック”といわれました。)、
特に派手な展開も無く、引き分けで終了。
なんだか消化不良な状態で放送も終了しました。
翌日、学校ではまたこの試合の話で持ちきり。
「八百長や!!」と言うヤツ。
「アリに有利なルールやったから猪木はようやった!」と言うヤツ。
「オレやったらこうやって戦って勝てた!」などと言うヤツ(笑)。
誕生日の翌日なのに、廊下で同級生に走りこんでの”アリキック”を
お見舞いしようとし、ズッコけて足首の骨にヒビが入って病院に
担ぎ込まれたヤツ。
昭和な懐かしい思い出です。
6月26日は51歳の誕生日。豊中店の安田でした。(足首、痛かったなぁ。。)