『待たせる時間×待ってる人数=全体のロスタイム』

2009/11/04 氏田 耕吉


先日、
社内の営業会議に数人が遅れた為、会議がスタート出来ず、『待たされ時間』が出ました。

実はその数日前にも、
朝の打合せ時間に急な『待ちタイム』が出て、皆にロスがありました。

また、つい先週には会議予定が急に変更になり
各自の時間段取りにロスが出てと、社内でそんな事が続いてました。

そこで、今回は営業会議を前にその辺の話に至り、たくさんの意見が出てきました。

 

『 待たせる時間×待ってる人数=全体のロスタイム 』

 

もう25年以上も前の事です、私は同業者の若手経営者の会で初めて役員に任命されました。
当時は現場仕事も忙しく、私にとっては心身ともに一杯一杯での活動で大変でした。
だから心のどこかに「俺は忙しいから、とか、仕事優先」とか自分の都合が有ったと思います。

或る時、役員会に5分、遅刻して、当時のM会長に叱られました。

「氏田さんにとってはたったの5分でしょうが、待たされた役員9人に掛けたら
何分のロスか判りますか?、それが判らないようでは社会人としてダメ」!!と教えられました。

すなわち、

『待たせる時間×待ってる人数=全体のロスタイム』の公式です。


最近、「効率よく」といわれる事が多いのですが、全体としての「効率」にも配慮が必要でしょう。
個人だけでなく、相手とも、また集団で、組織で、会社で、と全体も考慮せねばなりません。


更に、その「効率よく」の為には「集中」も必要になってきます。


例えば、便利なような携帯電話も、鳴るとついすぐに出てしまい、「集中」が削げます。
ましてやどなたかと対面してる時や会議中には相手さんにも失礼になり、効率は悪くなります。

携帯メールもしかり、鳴るとつい見てしまう、、、

時代には便利なようで、実はこちらの都合に構わず、それらは追い込んだ形で迫ってきます。

 

仕事は『集中して進め、効率は全体的に考える』、基本をしっかり進めていきたく思います。


そんな、こんなで色々考えていくほどに、今は故人となられたM会長の教えを、
今頃になって、やっと本気で気づいた、氏田耕吉でした。

ありがとうございました。

 


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