2009/02/08 <ベンツ> 修理事例
今回のご依頼は、オイル交換。 車検でご入庫頂いた際に、
まずは、ブレーキオイルの入れ替え。
お次に、エンジンオイルの入れ替え。
そして、オートマオイルの入れ替え。
「新車から初めての車検で、ATF(オートマチック・トランスミッション・フルード)の交換は、未だ早いのでは?」と、
ご依頼いただいた時にご説明してしまったのですが、入れ替えてみてビックリ!
もともと、ATFは作動油で、劣化が少なく以前の国産車などは、10年経っても新品と変わらない色だった
のですが、ここ近年の、電子制御が加わったオートマチックは、結構変色が速いです。
以前からの経験上、ATFは劣化が少ないと思いこんでいて、まだまだ交換なんて、しなくても大丈夫!
みたいに思いがちなんですが、オイル漏れで分解時にも走行距離からは、思いも寄らない色のATFが
抜けてきて、「えっ?」て言う事も。 故障すると金額が張るA/T。
メンテナンスで出来るだけ長持ちさせたいです。
2008/12/21 <ベンツ> 修理事例, <国産車> 修理事例
今回は小ネタ集ーーーー
<その1:トヨタ、アバロン>
プルルル ピッ 「あっ、まだあいてる?パンクした!」との事で空気をS.S.さんにいれて貰って
ご来店。
タイヤを見ると、クギの頭の様なモノが。「原因はコレですね、お隣でお買い物している間に
直しておきますよ♪」とその異物を抜き取ると、ながーーーーーーい、お付き合い?
の様な鉄筋が!!!!
なんでこんなに長いモンが!?扁平タイヤだったら、ホイルに損傷が及びそうですね。
<その2:メルセデスベンツ190E(W201)
お次は、「エアコンを付けると鳥がさえずる」、風量に合わせて、1は1羽が「ちゅんちゅん」
2なら2羽が、3なら3羽?4なら「ちゅうり!!」扇風機となるブロワモーターの軸から異音が!
まずは、モーター点検のためにワイパー関係を取り外し。
モーターが出てきたところで、小鳥たちに餌のグリスを(*_*)
餌を上げるとおとなしくなりました♪
<その3:メルセデスベンツCLK200(W208)>
車検のついでにチェンジのカバーを替えといて。りょうかいです!と快諾し、ガレージで軽く
交換♪ と、上のカバーを外しても、取り替えが出来ない!
結局下からシフトリンケージを取り外し、シフトレバーをアッセンブリーを車両から取り外し。
それからひたすら分解!
シフトがバラバラになった所でやっと蛇腹のカバーが交換出来ました。
*しかしココまで分解してやっと交換できるこんな蛇腹のカバーを単品の部品で出してくれる
ところがさっすが!メルセデスですね♪
<その4:ちなみにこれはメルセデスベンツEクラス(W211)、E320ドアミラーのリトラクター
(電動格納)モーター>
コレを単体で出してくれるメーカーもなかなか無いです!部品代は結構高いですが、
良心的なメーカーです!
2008/12/05 <ベンツ> 修理事例
以前の修理ですがご紹介いたします。
Eクラス( W211)のE500サンルーフより雨漏れ!の点検修理状況です。もちろんですが、
同じ状況を作らねばなりません。
ポイントは、車両の角度、雨量、漏れる場所! 当たり前のようですが、意外と車両の角度を
お伺いするのを忘れてひたすらシャワーテストしたりするとダメですね。
あくまでも同じ環境を整えないと!
よりよく症状を出すため、ルーフをプール状態に ↑ キテマスきてます!!!
より症状が分かりやすくなった!漏れ箇所はココでした。。。。↓
ココをどうしたかは?ナイショですが、イヤー苦労しました。
簡単そうですがこれがなかなか大変なんですよね(^^)昔より随分減ったように思います
が、車両内への水の侵入はNG!
早期発見早期治療、人間と一緒ですね。
2008/11/16 <ベンツ> 修理事例
それではお題のメルセデスベンツSクラス(W220)・S600Lのラジエター脱着作業を。
車の構造はどんどん複雑になってきました。昔は、ラジエタに刺さっている、2本のホースを外して
取り付けボルトを外せば、2ー3分で外れました。
それから、ファンシュラウドと呼ばれる、風を効率よく吸い出すカバーが付き、
FF車が増えてくると、電動ファンモーターが付き、オートマチック車には、A/Tのオイルを冷やす
オイルクーラーのホースが付き…
どんどんエンジンルームが狭くなってきて、ラジエターの存在は狭い場所に押し込まれてきました。
そうなった最近では!ラジエターを取り外すのにも、前回りの部品を、たくさん取り外さないと
ラジエターが出てこない!
と、ラジエター取り外し、取り付けはこんな感じに…
なんか事故修理でもしているような#
こんなに外し難いんやったら、漏れんよ?にして欲しい!所ですが、機械ですから、
そうは行きませんね。
2008/11/09 <ベンツ> 修理事例
以前、ベンツの故障原因でよくあった、オーバーボルテージリレー。(古っ!)
コンピューターなんかを保護したり、アイドリング回路を制御したりと結構活躍するこのリレー
ですが、時々悪さをします。
アイドリングを保てずにエンストを起こしたり、はたまたエンジンを始動不能にしたり!
やっかいな時には、「たま?にエンジンが掛からない」 カンタンに原因が分かる時も有るん
ですが苦労するときも。
普通、リレーの不具合は良くあり、劣化してくると、接点不良。ON・OFF時のスパークにより、
接点が焼けて導通・通電しなくなります。
又、欧州車のリレーにはハンダの割れが有り、平たく言えば、接触不良。
コレは殆どが、電圧供給回路に発生して、大きな電気を流すところに不具合が発生します。
しかし!この、ボルテージリレーは作動回路に接触不良が…
むしめがねで見ると分かり易いんですが、肉眼ではなかなか##
頭にヒューズの付いた、アルミボディーの縦長のリレーですが、内部はこんな感じ
この小さいハンダの一部に、髪の毛の半分位のスジ。それを見つけたら!
…嬉しいです♪ 治ります♪
取り替えても2ー3万円の物ですが、ハンダを付け直せば治ります♪
お客様にお安く修理が完成する事よりも、ハンダ付けで治ることが嬉しい○○冥利です♪
2008/09/07 <ベンツ> 修理事例
ドアミラーの続きを。
配線を修理後に、ヒューズを取り替えても不具合が残る車両…それはガラス面の角度調整側に
現れます。
配線の被服が破れてプラス回路とマイナス回路がショート。
結果、一番弱いスイッチ付近のプリント基板がやられちゃいます。 じゃぁそこを取り替えれば良い
んですが、これまたパワーウィンドウスイッチが一体型!
そこで、まずはパワーウィンドウスイッチ一体で車両から取り外し、続いてスイッチ類を取り外します。
次にプリント基板を取り外します。
見えますか? 下側がミラースイッチ部分で、 黒く焦げてますね…
アップにしてみると、
良く分かりますね♪左下も少し損傷が見られましたが、見た目だけで、作動はOKでした♪
よく似た配線を探してきて、ハンダで合体!あとは、見栄が悪いんスが絶縁処理を。
基盤をケースに収め、取り外したスイッチ類を取り付ければ完成♪
組み上げてしまえば、見栄が悪かったテーピング絶縁処理も見えません^^
と言う直し方も有りますが、修理はやっぱり修理。
中には「新品が気持ちいいので、新品に取り替えて」と言うご要望も♪
■本体修理(安いが時間が掛かります…)
■中古品(安い目ですがこれも探す時間が…)
■リビルト品*中身新品再生品(新品より安く保証付き)
■新品(早いし保証有り!価格は普通に)
色んな直し方をご提案致しますので、(中には新品しか無理な物も…)ご希望をお知らせ下さい。
2008/08/31 <ベンツ> 修理事例
今回のご依頼は、ドアミラーが動かない。
車種はメルセデスベンツCクラス(W202)のC200ご連絡を受けた瞬間から、原因は配線かな?
W201=190Eでは電動格納は付いていませんでしたが、このCクラス(W202)からは電動格納に♪
しかし、この初期モデル…年数劣化で配線の被服がぼろぼろに。
こちらはSLクラス(R129)です。
折れ曲がって、切れちゃいます。折れ曲がったところを繋いでも、又同じ事になるので、折れ曲がる
部分を日本製の柔らかい配線に交換♪
こちらはCクラス(W203)です。
こちらも配線が堅くなって、折れ曲がって切れちゃうんで、柔らかい配線に取り替え♪
切り取った配線は、プラスチック棒の様にカリカリ!
W210のEクラスはW202のCクラス同様。
ドアミラー内の配線の被服が…
ちなみに今回ご依頼のCクラス(W202)、C200ほとんどの絶縁体が無くなっています!
そこで!ターミナルをカプラーから抜き取り、ドイツから取り寄せた!?熱伸縮チューブで再生します♪
この車両はモーターの配線が3本と少ないんですが、装備の多い車両では7本有ります。
それとミラーガラスの熱線に2本。合計片側9本、左右で18本!結構時間が掛かります…。
取りあえずミラー内の配線を治して、お次はヒューズを点検して、取り替え♪
コレでOK!な時はラッキー!? コレでも動かないときは…
>>>続きはこちらから…では無くて続きは来週に=3=3