2008/12/07 <BMW> 修理事例, <輸入車> 修理事例
今回は、ジャガーやBMWに良くあるリヤゲートガラスです。

ガラスを開けるスイッチを押しても開かない。ゲート本体の開閉は機械式もまだまだ多い
ですが、ゲートガラスは電気式が殆どです。
見たところ、スイッチを押しても効いていない。スイッチか?と取り外してみても、スイッチ
本体は作動OK。

追っていくと、リヤゲートガラスの回りを走っているフィルム配線が、途中で断線!!!


部品は…!! ガラスの交換(@_@) 15万円也? 似たようなフィルム配線で、取り替えようと
同業の電気屋さん、メーター屋さん等に探して貰ったが見つからず・・・メーター屋の社長が
日本橋に行くついでに見に行って貰っても、 見つからず、自作してみようか?

少量ならカンタンに作れるモノの、 ガラスの回り分となると… と、
続きは次週に持ち越しm(__)m
2008/11/23 <BMW> 修理事例
今回は、ガソリンメーターをば。 デモ車両?は3シリーズ(E46)のBMW320iにて。
ガソリンの残量を示すメーター。 新旧、車種問わず、 ガソリンタンクの中の浮き子がガソリンの
油面に合わせて上下し、その値の抵抗値にてメーターに表します。
筒の中で、浮き子が上下するタイプとトイレのタンクのような、タイプに別れますが今回は後者です。
基本設計は同じですが、最近はガソリンタンクも行き場を失い、後部座席のお尻のしたに左右2分割。

片側だけでも不具合になれば、メーターは誤作動します。
まずは取り外し、浮き子を上下させながら抵抗値を測定。

ゆっくり移動させながら、浮き子と同じように抵抗値が変化すればOK!
何処かで抵抗値に変化が出ればそこが不具合♪そこを入念にチェックします。
「いつもガソリンは1/4位で乗っている」って方はそこら辺ばかりを使って、そこが減ってきます。
又、ガソリン半分位の状態で長期間放置な車両は、そこら辺が錆ています。
そこらを入念にチェックすると?

(指が年老いてますがガソリンのセイです!)
細いレコード線の部分に劣化が! 軽傷な時は掃除で復活! しかしガソリンに浸かるため、
接点復活剤は訊かず… 劣化が激しい場合はハンダを少し塗ってやると復活!
輸入車はたまに「えっ!」って金額の部品が有るので復活を目指しますが、
走行中絶えず擦れてますんで、安価な場合は交換をお勧めですね♪
2008/10/13 <BMW> 修理事例
今回は、車検時に良くある、消耗品?ネタにて。
■「タペットカバー・パッキン」交換。
■「バルブカバー・ガスケット」取り替え
■「ヘッドカバー・カスケット」…
■「カムカバー…」
色んな言い方が有るんですが、何せエンジンの一番上のカバーのパッキンです。

最近のエンジンの上には色んな物が付いていて、なかなかカバーが外せません…
外してみると、

こんなパッキンが、シリンダーヘッドとカバーの間に挟まって、オイル漏れを防いでくれます。
ちなみにカバーを外すと中身は


こんな部品がくるくる回ってオイルをそこら中へまき散らします。
ちなみにこの車両は、外側に漏れだしたのではなく、車検入庫時に点検を進めていくと、
プラグ穴にオイルがどっぷり!プラグの頭までオイルに浸かっていました!
外に漏れ出ているわけでは無いので、お客様は気づかれません…
(いずれはあふれて漏れだして来ますが)
#「エンジンの上のカバーからオイルが漏れて来ています。」
*「特にガレージに漏れた形跡はないけどなぁ。」
#「外には出ていませんが、中で漏れて、プラグの穴に溜まってきています。」
*「なかに溜まってるだけやったら、ええんちゃうん?」
#「現状では、外から見えないので、車検には合格します。
このまま放っておくといずれは外に漏れだしますが、
それまでにサプレッサーやイグニッションコイルまでオイルまみれで
痛んでくると、エンジン不調の原因にもなってきます」
*「なんかようわからんけど、アカンねやったらやっといて。」
#「…」
って、口ではなかなか説明が難しいですが、そんな連絡がはいれいましたら、こういう事ナンで宜しくです♪
2008/03/27 <BMW> 修理事例
今回は、良くある修理のオイル漏れにて。
簡単に分かるはずの、「ボタ漏れ」@下を覗くと、数秒に一回「ポタッ」。
コレならすぐに分かるであろうと、ボンネットオープン!? ? ?

エンジンルームの各所がオイルだらけ!!!しかも基本的に漏れの探求には、「上」「前」から広がっていくのですが、一番上の一番前はイグニッションコイル!?
なわけ無いヤロ… でも漏れてるw
すぐに判ると思った物の、あちこちからオイルが出るまま原因がその場で判らず、お預かりに(-_-;)
リフトアップしてみていると、エンジンオイルの目薬ガッ!顔にも身体にも頭にも!下からは見ていられないんで、やはり上からチェック@
と見ているとエンジンハーネスのつなぎ目と言うつなぎ目からポタポタ…ッッッッッッッ!!!
となれば原因はオイルプレッシャースイッチ!

って言うのは、エンジン内部を潤滑しているオイルの圧力を測る物もので、オイルが無くなってきたりしたら圧力の低下をドライバーへインジケーターランプによってお知らせするセンサーです。
このスイッチの内部のギボシ端子からオイル漏れ。

スイッチには水、埃の進入を防ぐためにラバーブーツが被っていて、密閉されています。
本来、水分等の進入による錆=>接触不良を防ぐ為ですが、中から漏れたオイルもそこから外に出れず!外に漏れ出せ無いため、配線のカバーの中を通り、エンジンハーネスカバーのトンネル内をひたすら突き進む!
で、つなぎ目となるところから、ポタポタ…そのハーネスに一体となっている、点火系の方にも突き進み、イグニッションコイルにまで、瀧登り====<=<Iそこで配線の先からオイルが解放@@
オイルプレッシャースイッチを取り替えれば、修理完了@ とはイカず…ひたすらオイルの洗浄!
エンジンハーネスカバーのトンネルの中!各、電装部品とそのカバー内!なんとフレームの中にもたっぷりとオイルが!洗っても洗っても時間が経つと、黒い涙が(T_T)
水分進入防止の為の完全密閉ですが、中からの漏れが出ると、なかなか厄介でした@
2007/10/04 <BMW> 修理事例
今回は窓の修理を♪ 家と違って自動車の窓の修理って結構有ります。
家なんかでは、ボタン一つで窓が開く!なんてなかなか無いですが、自動車では今や
軽自動車にも当たり前!?
ベンツでは、Sクラス(W140)のブ厚く重い窓の脱落に始まり、Eクラス(W210)でもちらほらと…
VWもトヨタも日産も、、、、 昔のウィンドレギュレターって、半月形のアームにギア溝が切ってあって、
そのギアをモーターで回してアームで上下させるって形が多かったんですが、最近はワイヤーを8の
時でドアにひっつけてそのワイヤーを左右に回転させ、窓を上下させるって形が主流です。
今回のネタ車両はBMW=X5。まずはドアトリム(内張り)を取り外して故障個所を点検!

点検!って思いながら、ドアの分解に入るんですが、
多分レギュレターやろなって思ってしまいます…
ドアトリムを取り外し、スピーカーやサイドエアバック等
付随する物を外して、ウィンドウレギュレターを外します。

単体にすると簡単な部品です。 O型のままだと左と右が上下逆に動きますが、
8ノ字に取り付けると、左右の上下が一緒に動きます♪
このレギュレターに変わってから、部品価格が安くなり、修理代も安く、調整も殆ど無いので
時間も短縮でも、良く壊れます…
左右の柱になっている部分の上下にワイヤーを引っかけるローラーが有るんですが、それが
一個破損しただけでも、ワイヤーがたるんで外れたり、絡まったり。
今回の故障個所は、ワイヤーとガラスを接続する部分が割れて外れてしまい、
ワイヤーは回るが、ガラスが付いてこないって感じデス。

これにて無事に終了。
2007/03/13 <BMW> 修理事例
<BMW 328Ci E46Ci>
車検&デファレンシャル付近より音鳴り
車検では特に大きな修理、交換部品は要しませんでした。
問題はデフ?の異音。
確かに加速時(アクセル踏み込んだ瞬間)と減速時
(ブレーキング)止まる直前にリヤより「コトン」
んーーーーデフ?!バックラッシュによく似た症状
ではありませんか!!
オドメーターは50,012km。。。デフにガタ、、信じられない。
まずは車両のリフトアップ?強制的にデフとプロペラシャフト
とのフランジ部を回して見る。タイヤはサイドブレーキでロック状態。
「カチャン、カチャン」まさにデフから音が。。。
しかし、プロペラシャフトの動きを見るとAT側まで伝わって
回っている。。。
マフラー&プロペラシャフト取外し、コンパニオンプレート
の状態確認。問題なし。
ATとプロペラシャフトのつなぎ目、フランジ部の確認。
若干の遊びを発見!!!!こんなとこ緩むんか?!
期待を寄せつつも半信半疑。締め付けてみると角度でいうと
60°ほど締め付ける事ができました。
再度プロペラシャフトを取付、マフラー取付、トルク確認
を行いいざ試乗!
完璧に症状が消えてました!イヤな感じのショックも消え、
音も皆無でした。
整備もやはり先入観はイカン。(安田店長のデイリー通り)
あやうくデフO/Hするとこでした。あぶないあぶない。
でも経験上の推測も大事なんですよねー。
うまく切り替えて進めたいものです。
結局交換パーツ無く修理完成しました。嬉しい瞬間でした。
Sさん、車検ご入庫ありがとうございました。
早川でした
