駆動偏 W124 + 300E = E?124030
2007/04/05 加藤 宣晶
こんにちは。
工場の加藤です。
昨日は朝から雨に冷気。
ここ数日の凄い黄砂。そして又小雨…
洗車ばっかり。しかも寒い!
花粉がおとなしくなってきたら、今度は黄砂に邪魔される!
この黄砂も工業地帯を通って来た物は、人体に悪影響も。
花粉マスクを黄砂マスクに。
今日も又、画像に助けられ、駆動偏を。
駆動系と一言で行っても、いくつかの部位に別れます。
まずは殆どの車がエンジンに直結しているミッション。
(ポルシェなんかは重量バランスを考え、前にエンジン、後ろにミッション)
エンジンで作り出した回転の速度を変えます。
M/T(マニュアルミッション)車が主流だった頃は、
乾式が多く、早く擦り減って良くクラッチオーバーホールで、
中のディスク板やベアリング、カバー類を交換していました。
(オートバイは湿式と言う、オイルに浸かった物が多いです)
最近は無断変速のCVTも増えてきましたが、
やっぱり主流はA/T(オートマチックトランスミッション)
こいつにも、ディスクが入っていて擦り減ってきます。
(湿式と言ってオイルに浸かってます)
ちなみに↓これは「W124」+「300E」=「E?124030」
すり減って薄っぺらくなり、最後の皮もところどころ剥がれています。
(部品代ディスク1枚約2000円也?♪)
こんな内部の部品を出してくれないメーカーも有り、
そんな場合は、リビルト、リンク品と呼ばれる再生品で、
A/T本体ごと交換。
ちなみに某ロ○バー社では再生品もなく、本体新品交換のみ!
(以前見積もり取ったら、A/T本体の部品代が80万位だったかな?)
このディスクを通って、トランスミッションの後ろから
次はプロペラシャフトでデファレンシャルギアに回転を送るんですが、
高級外車はその間にも一工夫。
カップリングラバージョイントにて、ミッションの変速ショックを和らげます。
普通は鉄のユニバーサルジョイント(自在継ぎ手)にて、ダイレクトに伝える所へ
ゴムを入れるが為に、一昔前の車種ではこの部品が良く傷み、
車検時に発見しちゃうと、結構費用が掛かりましたが、
ゴム質の改良か、年々持ちが良くなってきました♪
お次はデフ(デファレンシャルギア)で、送られてきた回転を
左右に振り分けます。
コレはベアリングの異音でベアリングを交換しました。
次は左右にドライブシャフトで…Zzz
と、長くなりスギ!今日はこの辺で。
では、今日は早めに仕事を切り上げ、
車は置いて、万代池にてお花見に行って来ます♪