「地震」と「原発」
2007/04/08 植田 茂夫
みなさん、おはようございます。
今日は統一地方選挙の投票日。
少しでも大阪がよくなるための一票を!
先日の能登半島沖、震度6のニュースを聞いて、
関西では12年前の阪神淡路大震災を思い出しました。
今回の地震で、石川、富山、新潟の3県で死者1人、
けが人250人を超えたということですが、各報道では
「強い揺れの割には被害が少なくてすんだ」と伝えていました。
その理由として、都市部への直下型ではなかったことと、
休日の午前中だったため外出している人が少なかったこと。
などをあげており、不幸中の幸いだったと思います。
ところが震源地のわずか20キロ先に志賀原発があるらしく、
本来なら動いていたはずの二基が、たまたま時を同じくして
2号機は昨年判明したタービン損傷の補修により、
1号機も臨界事故隠しの発覚で、
共に運転をストップしていたことなど全然知りませんでした。
その揺れ具合は使用済み核燃料貯蔵プールの水が外に飛び出し、
原子炉の緊急停止が記録されたほどで、これこそが
本当の不幸中の幸いだったのかもしれません。
原発に直面していない大阪に住む私は、この話を聞いて、
阪神淡路大震災のような都市直下型も恐ろしいですが、
別の意味で「地震」と「原発」という二つのキーワードが
重なったときの恐ろしさにゾッとしました。
12年前のあの様相は、今でもしっかりと焼きついています。
それでは又来週、植田茂夫でした。