ポルシェカレラ911のハンドルの振れを調整。
2010/12/19 加藤 宣晶
工場のかとうです。
ローバーミニが久しぶりに入庫しました。
BMWでは無く、
カート上がりの自分には、このMINIのクイックなハンドリングと
ノーサス状態の様なサスペンションがカナリ好きです♪
入庫内容は足回りからの異音で、フロントハブのベアリングを交換。
車内にお邪魔すると、懐かしいチョークレバーが。
ちなみに左がチョークレバーで、その次はブレーキの警告灯。
殆どの車は、キーONで点灯しますがこの車は手動でスイッチを押して、球切れ確認です。
続いて、リヤガラスの熱線スイッチに、ハザード(非常点滅)、ヘッドライトスイッチ。
右端はヒーターバルブのコントロールで、引っ張ると温く、押し込むと冷たく。
下にはON⇔OFFのみのヒーターブロワスイッチ。(強弱調整無し!)
オフ、スクリーンは分かるのですが、「CAR=車ってなんやネン!」と当初思っていました。
右の方には見慣れないスイッチが…
リヤフォグランプスイッチの横にはキャンバストップの開閉スイッチ!
現役で、ちゃんと動きます♪
この天井のおかげで、車検証の型式には「改」の文字が。
このハンドルも、お洒落でかわいいです♪
入社当時の初めて乗った時には、中からドアの開け方が分かりませんでした。
異音を直して、試乗にGo~。
好きな筈のハンドリングが…
ハンドルグラグラです…
ステアリング位置をセンターに持ってきて、ステアリングギアボックスの
取付ナットをキュキュっと締付け!
クイックなハンドリングが復活しました♪
と、やっとここからポルシェ911カレラ(964)のハンドルの振れの続きです。
???km/hでハンドルが震える。
ホイールバランスが怪しいので、まずはタイヤを外してバランスの点検から。
まずは右前、内側と外側が10グラムと15グラムずれていたので、バランスウェイトで調整。
次に左前のホイールをバランサーに掛かると!!!
おむすびタイヤの如く、異型な感じに廻っています!!!
原因はコレ臭いので、一旦タイヤとホイールを分離し、
印を付けて、組み付け位置をずらします。 まずは180度。
**タイヤとホイールの質量を測る超高価なバランサーをお持ちの所なら、
一発でジャストの組み付け位置が出せますが弊社には有りませぬので、勘です…**
これでピタッと回れば良いんですがそうはナカナカ。
次は左右に90度づつずらして回してみます。
まっすぐに回る方から、次は20度程づらして…
と、何度かホイールとタイヤの組み付け位置を調整して、一番ましかな?
と思える所でバランスを取ってみると!
内側にほんのちょっとのバランスウェイトで、完成!
右に比べるとまだ若干振れが見られますが、工賃との兼ね合いもあるのでここらで終了~。
ご要望の???キロでの試乗はお客様にお任せしてお渡ししました。
*以前に阪神高速堺線の制限速度が50km/hと知らずに、
高速試乗を覆面に付けられ、点数がOH!NO!なのでm(__)m*
バッチリ!と思っていましたが、高速走行後の返信メールには…
「???キロ付近では、気に成らない程度の小刻みな震動は有るような気がする」と言う事でしたorz
(あともうちょい???それとも、すでにタイヤが異型に成ってしまった???)
何度も組み換えをしなくても、一発で組み付け位置が出る、あのスーパーバランサー。
かなり欲しいけど、使用頻度は年に1回?では、買ってもらえません。 ブッブー#